日本は連休で月曜日まで休みが続きます。来週、全世界がもっとも注目するイベントはスコットランド独立の住民投票でしょう。
賛成、反対が拮抗し、今のところどちらが優勢かさえ、わからない状況です。しかし、仮に賛成が多数を占め、その後、スコットランドが独立に向け動き始めると、経済的にも政治的にも多くの心配される事態が生じる可能性があると言われています。
経済的には、ポンド安、株安など。政治的には、独立運動のヨーロッパ等への伝播などです。為替や株式市場は賛成派優勢の情報が流れるだけで、ポンド安や株安のリスクを織り込む方向で動き出すかも知れません。また、イギリスの威信低下が力の均衡を崩し、新たな紛争を生み出す懸念もあります。世界が注目する住民投票は18日の木曜日です。
次は、私事的ではありますが、民主党の役員人事です。16日の火曜日に民主党の研修会が開催され、そこで両院議員総会も行われ新役員が承認される予定です。報道によれば、枝野幸男元官房長官が幹事長に就任されるとのこと。もちろん実現すれば、私は大歓迎です。新党さきがけの時代からお世話になり、人柄も含め私が信頼する政治家の一人だからです。民主党建て直しには相当の気迫と忍耐が必要ですが、その両方を備えた実力の持ち主です。私は期待します。