随分と大きな台風のようです。一部改修工事が進んだとは言え、石巻や気仙沼など、東日本大震災の時に地盤沈下した三陸沿岸部での高潮が心配です。また、今日はフィリピンでマグニチュード7.0を超える地震があったようです。防災担当政務官を1年以上務めていたので、今でも災害には自然に体が反応してしまいます。台風の中、子どもが無事に帰って来たのでほっとしました。明日の朝もまた大変ですね。
それからもう一つ、本日、安倍総理の所信表明演説が行われました。私が感じたのは三点です。1、一回目の総理時代に比べ、とにかく自信たっぷりでした。国の舵取りは良い時ばかりではありません。ピンチの時のさばきも見てみたいです。これは悪い意味ではなくリーダーの実力を見極める上で当然のことです。2、全体を通じて、かなり右寄りのアベカラーがはっきり出てきたように思います。「積極的平和主義」とはどういう意味なのか、予算委員会での野党の質問に期待するとともに、伝統的に平和主義重視の公明党の真意も知りたいです。3、所信では日本経済と世界経済との関連性についてほとんど触れられていませんでした。その点が少しもの足りなかったです。米国の債務上限問題やデフォルト危機に対して日本経済は大丈夫なのか。中国経済のバブル崩壊危機と日本経済への影響。そして、世界的金融緩和政策とその終わりである出口戦略など。ようやく始まった臨時国会での所信質疑を楽しみにしています。