甘えるっていうことがよくわからなくて

ああ、これはまえのことやけどな

ただ自分ができひんかっただけなんかもしれへんねんけど

甘えるっていうことがどういうことが

ぜーんぜんわからへんくて

今の事業所にいくようになってから

甘えるとはこういうことかとだんだんわかってきた。

わーーーって思う事を言っても大丈夫なこと。

あんたなんかキライとかそんなことも言える

嫌なことは「いやだー」っていえる

いいことは「最高ダッ!」っていえる


これ重要。



困ったことをいえなかったんやん。ずっと。

なんでやろう?????


いいこともうれしかったことも言えなかった。

なんでやろう?????

それは、「否定」やったとおもう。

なにをしても、なにをしゃべっても、どう行動しても、否定されるとおもっててんか

否定されることや、ものすごく苦しめられることに愛情を感じたりする

ゆがんでたなぁ。


自分の存在とか意味わからなくなる。

自己否定自己否定自己否定。




いまは、事業所で、いろんなところに納品されるものをミシンでつくっていて平気になった。

最初のころは、

納品分なんて大切なものを、うちのような人間がつくってもいいのか???

ってどうしても考えてしまって

何回もスタッフさんに

「ウチがつくっていいんですか?」ってききにいってた。

そこで


「あなたはできる」

「作れてるやん」

「上手やん」

っていうてもらった。


本当に泣いた。


うれしくて泣いた。



走ってることも。そうで

「これ納品お願いします」っていわれても

「ウチが行ってもええのん???」っていう反応しかできひんかった。

そうやねん。

あの京都の町屋で、ウチのなかのこどもは、だんだん自信をもっていったん


ちょっとずつ、ちょっとずつね。

ありがとう。

ありがとう。

感謝。

生きていていいねんで、

存在してもええねんで


作ってや。

来てや。

まってるで。

しんどかったら、お茶だけ飲みにおいでーや

ってそんな言葉は、

とてもありがとう




事業所にいきはじめて4年がたった。

うちができるようになったことは、ミシンができるようになったとか、そんなことよりも

大切なことがあって、それは


自己肯定、自己肯定、自己肯定

ウチは存在してもいい。この場所にいてていい。

そして、みんなも

ほかのみんなも、いてもいい。

っていうか

いてくれな困るん。

そうやねん。

なぁ、そうやろ????