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Magic*story

日々徒然 思い立った言葉を綴っていきます。

 

僕は眠りの舟の上にいた
暗闇の中目は開いていた
突然アルファベットが動きだし
それぞれの唄を唄った

前から知ってる唄だ
言わなくても分かってる
通気孔から涙が落ちて
皮肉の匂いがした

眠りを知らない街に
また風が吹いて
彼らの行列が止んだ
僕は眠っていた

呼吸もせずに





君は両手に花を抱えていた
水面の上ステップ踏んで
突然後ろの景色の中に
溶けていなくなった

世界に赤い雨が降って
全てが丸焦げさ
排水溝から笑い声
「未完成だからね」

安らぎのない国の
国境に立って
花束が雪に変わる
君は笑っていた

砂にまみれて





部屋の中はもう
小人の兵隊だらけ
床が青く溶けて
波 潮風に揺れる

アルファベットが動きだし
僕の意識を目蓋の奥へ
連れ出されてゆくのは
喉の奥へ飲み込んだ本音

排水溝から小人が顔を出し
「ごめん 全て分かってたよ」
今日と明日の繋ぎ目
小さな指先でなぞった


くたびれた魔法使いが
指を返して夜を朝に変えた
昨日も今日もひと繋ぎ
そんな夢を見てた

呼吸もせずに





end

 

仮想のステージに立って
綻んだ理由を待った
君は自分に怯えてた
ここから逃げないで

先端から溢れる孤独を
縦横無尽に泳がせた
自由というプールですら
君を溺れさせて

いつもイメージの中の謙遜じゃ
自分の色をちゃんと映せないが
それでも信じ続けていれば
いつか僕は僕を誇れるんだ
どの魔法でも作れない幸せは
どこからか来るものではない
いつか弱りきった自分が
無意識のうちに作り出すんだ





現実という車に乗って
"今"を飛ばして走った
鬱蒼とした憂鬱を
残らず轢いてった

"正解"でハンドルきって
思い切りリア滑らせて
次の"間違い"の角を
直進して行くんだ

いつもスピンする手前で
上手く感情をコントロール
始めからグリップなんて
安定はいらないんだ

僕の出力高めのエンジンを
今はまだ緩められなくて
あの遠くに見える歩道橋の
下までは突き進むんだ
カーステレオから聞こえる警告音
耳を傾けるつもりなんて無くて
どんな長い傾斜が続こうと
いつか必ず上りきるんだ



いつになったらさ
キミは僕自身をさ
この世界の中から
見つけてくれるんだい

明日になったらさ
枯れた涙さえ
見つける事くらい
キミは出来るのに

キミは自分自身を
信じる事だけ
まだ出来そうもない




僕のイメージの中の現実じゃ
まだ僕は僕を許せなくて
この鼓動が止まるその日まで
"ホントの僕"を演じたいんだ
フルスロットルが出した答えが
たとえ"終わり"でも構わない
それが何億年苦しめようと
それで自分自身を誇れるから

ただフラットに敷いた人生は
恐らく人々の抱いた理想で
それに伴わない理由を幾つも
"絶望"に埋めてきたんだ
自分に求めて出た答えが
限りなく間違いに近くても
そこから導き出した全てだから
最後は誇れるんだ

そうだろう?



仮想のステージに立って
終わらない理由を唄った
足元に地面が無くたって
逃げたりしないんだ






end

 

工場の中 うごめく
幾つかの黒い声
排気ガス黒煙あげて
街は遠くに消えた

360゚見渡せば
もう世界はなかった
足元で迸る空に
キミは叫んだ

臆病はいつも
走る闇の側で
あたかも寂しげに
自分を弱く見せた





美しい街 奏でる
迷路の様な町並み
すぐに気泡と化して
風を全部止めた

365の邪悪な影を
もう繰り返したから
耳元で囁く嘘を
全て呑んだ

壁の外には
オアシスなどない
僕らを壊すようで
いつだって守られてた





肩に張り付いた
罪を背負い
キミは笑った
「終わらないよ」

校舎裏 手を翳す
太陽に 影を落とそう
眠りのない街に告げる
「笑わないで」

窓の外には
臆病がひとり
無意識の果てに見た夢
それが僕らの始まりだった

世界の中には
今はまだ何もない
革命という正義を翻した
それが僕らの終わりだった

それが全ての始まりだった




end

 

 

もう風は希望をかすめ
ゆらり吹く9月の夜の
巡る明日との交差点で
この唄でギターが鳴る

君は無邪気な顔で
覗き込む大きな穴の中
小さなステージの上で
天を見上げた僕ら唄う

「明日だ 空を照らそう
希望は 光に乗せて

さぁ 目を閉じて
風に憂鬱を乗せて
さぁ 目を開けて
空に輝きを放て」




もう月は5つに分かれ
大きな万華鏡のよう
9月の風は高くのぼり
夜空の光を流す

君は無垢な顔で
見上げる遥か彼方
夜空のスポットライト
小さな僕らと風と共に..

「時間だ 空を照らせ
涙は 雲に隠そう

さぁ 目を閉じて
想いは風に乗せて
さぁ 君を照らす
星は明日に向けて

さぁ 目を閉じて
想いは風に乗せて
ねぇ 君の悲しみは
流れる星に乗せて
さぁ 目を開けて

瞬きもせずに..」






《end》

 

人間不信になってみて
初めて気付く事がある
今まで知らずに精一杯
誰かを信じ続けていたことを

それってとても悲しいから
恐る恐る生きてるんだ
それでも裏切られるのは
きっと僕がそうさせるのかな


繰り返してきた過去のこと
ホントに学んだのかな
知らない所で見え隠れする
とてもひどい僕の姿

万年かかってもわからない
僕自身の心の底
信じれない けど信じたい
この気持ちって何だろう

優しくなんかないよ 良く思われたいだけ
結局自分のため 僕自身のため
醜い本音を心の宇宙の隅に埋めて
人と人の間に 希望を見るよ

ねぇ 僕は君と出会ったよ
嘘じゃない 後悔なんてない
孤独な優しさなんてないよ
これから二人で作るんだ
嘘でもいいよ 信じるから
逃げてもいいよ 探すから
きっと君の前では笑えるよ
ちゃんと隠れて泣いてるから




思いやりだなんて言葉こそ
僕には無縁みたいだ
謙遜ぶった自己否定 
分かってる そんな自己満足

思ったほど立派じゃない
自分に気付いて嫌になる
そうする事で自分以外の
誰かを もっと好きになる

すごくなんてないよ 当たり前の事だから
他の誰とも違わない 変わらない
同じ様に呼吸して同じ様に死ぬ
幸せピラミッドの底辺で

そうさ 幸せに輝く頂点に
近付けない なりたくもない
惨めなままの底辺でいい
光を出さない星みたいに
見えなくていいよ 隠れるから
信じなくていいよ 信じるから
当たり前に落ちてる幸せを
忘れない 見落としたくない





ねぇ 僕は君と出会ったよ
嘘じゃない 後悔なんてない
心の宇宙の隅のほうから
生きる理由が生まれたよ
誰でもいいよ 信じるから
いつまでも 探すから
きっと君には伝わるように
僕は唄いつづけるよ

隠した本音を
作った優しさを





《end》

 

何も上手くいかないよ そんな今は
知らない誰かの笑顔が悔しいから
無理矢理笑顔を作ってみたりして
幸せだって思い込もうとしてた

そんな僕はきっと誰よりも弱いから
気付かれないように強がってた
そしたらどんどん弱くなって
もう戻れない所まで来てしまった

あの頃は幸せだった なんて
お決まりの文句言ったって
過去の自分を否定する事で
今の自分も否定してるんだね

バカらしいよね

ひとつ置き忘れた思い出のせいで
僕は全ての輝かしい宝物をけなして
後ろばっか振り返りながら
涙ながしたりしてるんだから

もういいだろう
辞めてしまおう




砂を蹴散らして歩く ふて腐れて
そんな姿を見られたくないから
誰もいない場所でしかやらない
薄汚れた僕を隠したいんだ

そんな僕はきっと誰よりも弱いから
誰かの前ではカッコつけたりする
どんどん弱さを見せれなくなって
苦し紛れの言い訳すら言えなくなった

あの頃は良かっただなんて
現実を見ようともしなかった
惨めな自分と向き合いたくなくて
僕が見たかったのは

甘ったるい夢

ひとつ自分が出来る事をやって
"ほら出来たよ"って言ってみせた
出来ない事から常に逃げて
弱い自分に甘え続けてた

気付いてるよ
だめだって事




弱い自分に甘えただけ
いつかやろうって思っただけ
そんな自分に満足しては
また先伸ばし やり残し

"わかってる" 
そう言っただけ

いつ抜け出せるかな
見つめたくないよ
惨めで弱い自分
もう蹴散らしてしまおう






《end》

 

 

もう出会う事はない
二人は歩き出したから
互いに背を向けたまま

いや どうかな 君はまだ
こっちを見てるのかな
先に背を向けたのは僕だから

今まで何度も 何度も
君を傷つけ そして苦しめ
そんな僕は逃げてばかり
でも分かってほしい
もう傍にいられないって事

泣かないで ずっと願うよ
"正しかった"
君がいつか思える日を
泣かないで 今だけは手を握る
"ごめんね"
今まで口に出せなかった言葉





君にはちゃんと告げたね
明日の朝この街出るって
見送りはいらないからって

でも どうかな 君は
きっと来るんだろうね
元気でなって笑顔で言うんだろう

今まで何度も 何度も
君を傷つけてきた僕の嘘
そんな僕を許して欲しい
もう嘘は終わりにしたよ
ホントは出発は今日なんだけど

もう一度 君に会えたら
"ただいま"
そう言って抱きしめるよ
大丈夫だよ 僕はいつだって
目を閉じれば
いつもそこにいるから




足跡だなんてはしゃいで
名前を彫った校舎裏の桜
並べて綴った二人の名前
僕らの輝かしい青春の桜よ

泣かないで 僕はもういないから
"ごめんね"
分かってる 二度と会うことないって
もう一度 時間をあの日に戻せるなら
"ありがとう"
そう君に伝えよう




真夜中の街
静かな世界
僕は下を向き歩く

最終列車に乗り込む
ひとりきりの僕
遠ざかる街につぶやく

"さよなら"

誰にも告げる事のなかったこの言葉を







《end》

 

 

幾つも積み上げてきた
大切な物を手に入れる為
惜しみ無く費やす時間
削られていく僕自身

その為の努力なんて
幾つ積み上げても足りない
そんな事は当たり前
皆分かっているんだけれど

悲しいよね 僕らが
大切な物を失う為の
間違いはいつだって
"たった一度だけ"




幾つも積み重ねてきた
今の僕を成す為の時間は
幾つも流れ 過ぎた昨日に
足跡を残す僕自身

その為に苦しい事
幾つも受け止めなきゃいけない
そんな事は分かってる
誰も嬉しくはないけど

悲しいよね 僕らが
今大切な誰かと生きる為に
歩く人生はいつだって
"たった一度だけ"





いつか過ちに気付く為に
涙を流す事が出来る今
叩きつける 苦しみ
紛れの無い 僕らだから

未来で笑えるように
僕らが今出来る事
間違いに気付く今この時は
もう二度とない



悲しいよね 僕らが
大切な君と生きた時間
それを壊した過ちは
たった一度だけ


幾つもの犠牲と
一つの過ち

君と生きたのは
たった一度だけ








《end..》

 

 

小石が飛び込む池の水面
見つめる君は狂った様に
目の前の鉄格子揺らして
独房の中でひとり泣いた

心配ないさ すでに君を
心配する人はいないから
単純な空見上げ 待つだけ
いつかその記憶も身体も

土に沈んでゆく

そうさ どれも全部嘘だよ
君は傷つき苦しんだかい?
ひとつの嘘で崩れ去る精神
君は幾つもそれを犯してきた

もうそこから出る必要はない
誰もそれを望んではいないから






早過ぎる夜明けのヒカリ
目に飛び込んで来る光
それを全部吸い込んでみたい
そして僕は神様になった

心配ないさ 青い世界に
幸せを撒いておいたから
暗いブルーの海すくい上げて
砂漠に流し込んだ それで

街は沈んでゆく

そうさ どれも全部夢だよ
君はその景色が見えたかい?
崩れ落ちたその心で見ただろう
利己的に壊されていく世界を

もう君は何も見る必要はない
気付くのが余りに遅すぎたから




そうさ そんな君は犯罪者さ
利己的に他人を押し曲げた
無意識に吐いた嘘と言う刃物で
幾度となく人を刺して来たんだ

流れ出る血を
絞り上げた声を
苦しそうな顔を
見向きもせずに


そうさ どれも全部嘘さ
それを君は全部吸い込んで
その身体が朽ち果て沈むまで
鉄格子の中で池の水面を見てる

もうそこから出る必要はない
君は嘘をつかれ啜り泣いているから

泣いているから
気付いたから






《end..》

 

北を指さない 古ぼけたコンパス
役に立たない 僕の宝物
誰かがくれた まがい物だけど
気まぐれ猫の様 大切なんだ

今日は何処へ行こうか
それともやめようかな
長いトンネルを抜けたらそこは
この街が見下ろせる丘

くだらないよ 僕が呟く
そんな事ないよ 僕が答える
僕は 君と歩いた道 避けて
不確かな 行方指す 針の向くまま

音の無い森を抜けたらそこは
煩いくらいに眩しい太陽の街
もう 迷う事なんてないよね
迷うつもりなんて 最初からなかったけど




使い物にならない 古いコンパス
いつだって僕を 迷わせてる
誰かが壊した まがい物だけど
いつか君の居場所 指すのかな

今日は君に会えるかな
やっぱり会えないかな
大切な物ほどコンパスは
それを指そうとはしない

ツラくないよ 僕が呟く
甘えてもいいよ 誰かが言った
僕は 大切な何か 探している
不確かだ でも真っすぐだ きっとそこにある

長い暗闇を抜けたらそこは
馬鹿みたいに澄んだ青空
あまりにそのコバルトが眩しくて
気付いたら涙が流れてた





長い間 従った
古い コンパス
それは僕の
くだらないプライド

大切な物はいつもそこに在った
不確かだ でも真っすぐだった
蛇行してた僕は気付かなかった
もう僕は 僕を惑わす コンパスを捨てた

音の無い森を抜けたらそこは
広大な海の見える浜の上
ここからまだ始まる長い物語
僕は また笑うよ 向こう岸で


北を指さないコンパスの代わりに
揺るぎない信念を手にした
もうきっと迷う事などない
僕は 僕自身を 信じたから

信じたから







《end..》