(前回「熊野古道:阿曽から伊勢柏崎へ」より続く)

 

 

 先日、JR伊勢柏崎駅で下車し、紀伊長島駅までの熊野古道を歩いてみました。

 

 

 上画像は、大紀町柏崎支所に立つ「熊野古道」の道標。

 

 

 敷地内には、満開の時期なら、さぞ絢爛な姿であろう「枝垂れ桜」。

 

 

 

 樹齢は推定130年以上、旧柏崎尋常高等小学校の校庭に植えられ、現在に至っているようです。 

 

 

 その隣には、曹洞宗の松壽山大蓮寺。

 

    参道の右上方、咲いているのは、百日紅でしょうか。

 

 

 この後しばらくは、大内山川左岸の、

 

 

三重県道538号伊勢柏崎停車場線を歩くことに。

 

 

 

 上野集落を抜け、

 

 

紀勢自動車道の高架下をくぐり、

 

 

さらに進んでいくと、

 

 

行者山の登山口に出ました。

 

 行者山には3年前の2月に登っているので、今回は通過し、熊野古道の荷坂峠に向かいます。

 

 坂津橋を渡り、いったん国道に合流したのち、

 

 

側道(旧熊野街道)に入ります。

 

 駒ヶ瀬橋の東詰で国道と合流した後、

 

 

左手の側道に入ると、

 

 

左手に庚申さん。

 

 

 大内山川に架かる不動野橋は渡らず、

 

 

同川右岸を進むと、

 

 

大内山の一里塚がありました。

 

 

 ここから芦谷橋の手前まで、檜林の中、地道を歩くことになるのですが、 

 

 

この道は、熊野古道伊勢路であるとともに、

 

 

近畿自然歩道の「大内山川沿いに巨木をたずねるみち」。

 

 

 

 林の中を歩いていくと、

 

 

木橋があり、林道に出ました。

 

 

 戸谷橋を渡り、江尻橋の南詰で、国道42号線を横断すると、

 

 

熊野古道伊勢路の道標。

 

 

 そして、JR大内山駅が見えてきました。現在は駅舎もなく待合所のみですが、開業当時は紀勢東線の終着駅。

 

 伊勢柏崎大内山間が開業したのは、1927年11月13日*です。

 

*『官報』1927年11月8日