上画像は、日本国有鉄道「記念入場券 新幹線開業5周年記念 1969.10.1」の封筒。

 

 開業5周年を迎えた1969年、東海道新幹線の乗車人員は2億人に達し(3月1日)*、初めての新駅として三島駅が開業したことに伴う、ダイヤ改正も(4月25日)。

 谷彦光夫「44年度第一次国鉄時刻改正」*によれば、東京~大阪間の「こだま」の到達時分は、「ひかり」の待避回数増等によりい、10分増の4時間10分になりました。

 

 

 ところで、同封筒に入っていた入場券は、米原(まいばら)駅のもの。


 米原は、滋賀県唯一の新幹線停車駅で、北陸本線の起点。

 

 また、近江鉄道本線の起点でもあり、

 

 

当時は多賀大社まで、電車30分で80円でした。

 

 所要時間はあまり変わらないのでしょうが、現在の運賃は530円なので約6.6倍。

 

 JR米原駅の入場券も現在は、約4.7倍の140円です。

 

*『鉄道ピクトリアル』224号(1969年5月)

 

**大久保邦彦・三宅俊彦編「鉄道運輸年表<増補版>」、『旅』1987年3月号別冊付録(日本交通公社)