上画像は、JR紀勢本線津駅。

 

 津駅は「日本一短い名前の駅」です。

 

 

 鐡道省編『日本鐡道史 上篇』(1921年)に、

 

明治二十三年八月支線河原田津間ヲ龜山津間ニ變更センコトヲ願出テ認可ヲ経、尋テ之カ工事ヲ開始シ二十四年八月二十一日亀山一身田間七哩四十二鎖開通シ十一月三日一身田津間二哩十八鎖亦開通シタリ、

 

と書かれているように、明治24(1891)年11月3日、関西鉄道の「支線」として開通しました。

 

 

 画像は、天王寺鉄道管理局「昭和56年11月3日 津駅開業90周年記念乗車券」(1981年)。

 

  関西鉄道は1907(明治40)年10月1日、津~山田間の参宮鉄道とともに国有化され*、1909年10月12日鐡道院告示第54號**により「参宮線」になりました。

 

 

 画像写真(左)は「昭和12年に建築された旧駅舎」で、(右)は「参宮線で活躍したC51」。

 

 亀山~相可口(多気)間の参宮線が、紀勢本線に編入されたのは、1959年7月10日です*。

 

 

 続けては、上画像。

 

 右写真の「特急南紀号」は、1978年10月のダイヤ改正で、名古屋~紀伊勝浦間に登場。

 当時の車両はキハ80系です*。

 

 それに対して左写真は、「昭和48年に建築された新駅舎」。 

 

 

 1973年に開業した津駅ビル「CHUM(チャム)」は、今年2023年3月21日に開業50周年を迎えました。

 

 

 上画像は、3階別所書店前のパネル展示「チャムとの思い出の

写真・エピソード」です。

 

*『鉄道ピクトリアル』NO.682(2000年3月号) 

 

**『官報』第7891號(1909年10月12日)