先日、参宮道(別道)を、椋本から江戸橋まで歩いてみました。

 

 

 津駅前(東口)4番のりばから椋本行の三交バスに乗り、終点の椋本で下車。

 

 

 

  参宮道は、上画像の角を、

 

 

「左さんくう道」との道標に従って、左(北)へ曲り、

 

 

旅館「角屋」(上画像)の角を、さらに右折します。

 

 木造切妻造瓦葺の「角屋」は、江戸末期の建築*とされ、国の登録有形文化財。

 

 

 旅館は2013年に廃業したそうですが**、江戸時代の旅籠の面影を今に伝える建築。

 

 

 

  国立歴史民俗博物館の「第三展示室-近世-」には、椋本宿の旅籠「角屋」の復元模型が展示されています***。

 

 ところで、米津鎌治郎編『三重縣名所圖繪』(伊勢新聞社、1890年)を見ると、

 

● 椋本村 次へ二里六丁

 ◎旅籠屋 〇角屋 駒田喜八 〇蛭子屋 岡本權右衛門

        〇饂飩屋 駒田愛次(料理店兼業)

 ◎次へ道順 〇高野尾村・・・〇同錢掛(名所、豊久野錢掛松) 


 椋本の旅籠「角屋」から、次の窪田村へ二里六丁の道を進みます。

 

 

 上画像、伊勢自動車道の奥に見えるのは、布引山系の経ヶ峰です。

 

 * 文化遺産オンライン「角屋旅館本館」

 

** 津市政策財務部広報課のウェブサイト「市外向け情報 津うrip」より「角屋旅館

 

***国立歴史博物館のウェブサイト「展示のご案内」より「第三展示室」