(前回より続く)
上画像は、旧市場村にある「一里塚跡」。
今井金吾『今昔東海道独案内』(1974年)には、
市場を過ぎて野洲川に接する辺りの東海道には、幾らか松並木が残っており、
と書かれているので、かつては、幾らか松並木が残っていたのでしょうが、
現在は残念ながら、上画像のような状況です。
ところで、旧大野村は、かつては間の宿(立場)。
中島藤右衛門『諸国改正里程表 : 一新講社旅亭名入』(1881年)によれば、「大ノ」には、「おばたや榮之助」という旅亭もあったようです。
さて、「三好赤甫旧跡」という石碑のある交差点で、国道一号線を横断し、旧今宿村から、
今郷に入ると、「今郷歴史街道マップ」という案内板。
進んでいくと、今在家の一里塚跡があり、
復元とのことですが、盛り土に榎が植えられていました。
さらに進んで、今郷から、
新城を抜け、再び国道一号線を渡ると、
いよいよ水口宿。
上画像は、「旧水口宿脇本陣」、
「本陣跡」、
そして、「高札場跡」です。