愛知県新城市に、長篠城址があります。
長篠城は、武田軍と織田・徳川軍が激突した、「長篠の戦い」の戦跡の地。
豊川に宇連川が合流する、扇状の地形の先端部に位置しています。
現在、長篠城跡には、「長篠城址・史跡保存館」が建ち、
国の史跡にも指定されているのですが、
『愛知の山城ベスト50を歩く』(サンライズ出版、2010年)によれば、
現存する遺構は、後世の改変が著しく、わずかに曲輪Ⅰの北東部に「横矢掛け」を意識した土塁と堀が残っているのみ
という状況。
上画像は、その内堀と、
土塁。
また、『東海の名城を歩く 愛知・三重編』(吉川弘文館、2020年)によれば、主郭は、南北約75m×東西約60m。
フェンスの南東側には、JR飯田線が走っていました。
上画像は、「長篠城址・史跡保存館」の自販機横で見つけたスタンプ。
長篠城は、日本城郭協会が選定した「日本100名城」の一つです。