愛知県北設楽郡東栄町中設楽に、設楽城跡があります。
現地の案内板によれば、設楽氏の居城であり、
西、北、東の三方を蛇行する大千瀬川(振草川)に囲まれた
尾根の先端(通称「城山」)に立地。
駐車場に車を入れ、遊歩道を登っていくと、
曲輪Ⅱに出ました。
南の尾根筋には、半円形の土塁と堀切。
尾根筋から侵入する敵への備えでしょうか。
また、曲輪Ⅱと主郭の間には、土塁が残り、
竪堀も。
『愛知の名城ベスト50を歩く』(サンライズ出版、2010年)によれば、かつてこの部分には堀切が存在したものと推測できるようです。
主郭には、大きな石碑や、
大黒杉。
一部に、土塁も残ります。