先日、滋賀県彦根市の佐和山城跡に行きました。

 

 

 佐和山城と言えば、石田三成。

 

 というわけで、ハイキングコースの入口には、

 

 

 

「石田三成公銅像所在地」との標柱があり、 

 

 

 

 参道に入って、すぐ左手に「石田三成公像」がありました。

 

 しかし、石田三成は関ヶ原の合戦に敗れ、佐和山も落城。

 

 後に入った井伊氏は彦根山に築城し、佐和山城では破城が行なわれたようです*。

 

 

 さて、佐和山城跡ハイキングコースは、井伊直政が建立したという、龍潭寺の山門をくぐり、

 

 

しばらくの間、同寺の境内を進むことになります。

 

 

 

正面に見えてきた大洞観音堂を右へ巻き、墓地を抜けると、山道になり、

 

 

 「切通し」に出ました。

 

 道標に従い右折し、10分ほど登ると、

 

 

尾根筋に三段の曲輪が連なる「西の丸」。

 

 

 そして、西の丸から、さらに10分ほどの登りで、

 

 

本丸跡に到着しました。

 

 

 

 山頂の本丸は、井伊氏が彦根入城後に切り崩され、虎口や石垣などの城郭構造を示す遺構が存在せず*、という残念な状況。

 

 しかし、湖面からの比高116mの山城*なので、眺望は良くて、

 

 

北北東には、高さ170mのフジテックのエレベーター研究塔。

 

 

北西には、琵琶湖。

 

 

西南西には彦根城跡、

 

 

そして、南南東には、JR彦根駅を見ることができました。

 

*中井均『近江の城』(サンライズ出版、1997年)