(前回より続く)
城跡公園に入り、
順路に従い、左に折れると、
南の丸腰曲輪があり、
西の丸に出ました。
物見台は、茅葺きの二層で、
弓矢などの武器を入れておく、矢倉だったようです。
さて、西の丸から右手(南)にまわると、
南の丸。
井戸があり、その奥には石置き屋根の「厨」の建物。
中に入ってみると、板の間には囲炉裏が切られ、天井からは自在鉤で、横木は魚の形。
武士が寝泊まりをし、食事の準備や、武具の手入れ、草鞋を編んだり、様々な仕事をする建物だったようです。
さて、南の丸から坂道を登ると、本丸の建物が見えてきました。
右手が長屋で、正面に杮葺きの高櫓。
高櫓からは、足助川の両岸に細長く伸びる、足助の町が一望のもと。
ちなみに、山なみの一番左が、この日の午前中に登った
、黍生山。
さらにその左手、遠く霞んでいるのは、鈴鹿山脈の御在所岳です。
本丸からの眺望を楽しんだ後は、
花をみながら軽食を摂り、帰途に着きました。