先日また、筆捨山に行ってきました。
上画像は『伊勢参宮名所圖會』(1797年)より「筆捨山」。
羽黒山権現(右奥)と、東海道(下)の間に、「筆すて山」が描かれています。
続けて上図は、1950年応急修正版の五万分の一地形図「龜山」。
こちらで言うと、羽黒山からの峰続き、旧東海道の辨天と沓掛の間に、「筆捨山」289mがあります。
さて、国道一号の辨天集落から旧道に入り、上画像の東海自然歩道の道標のところに、車数台停められる空き地を見つけ、駐車しました。
バンドウ山から東進してきた東海自然歩道は、ここで左折し、しばらくの間、旧東海道を歩くことになります。
農業集落排水事業沓掛浄化センターの前を通り、
白塗りされているので見にくいのですが、東海自然歩道の上画像の道標で、北東へ右折します。
ここが東海自然歩道と、関ロッジに向かう観音山歩道の交点。
道端に立つ「観音山歩道案内図」によれば、
この歩道は、観音山公園内の国民宿舎関ロッジを起点に、新池及び羽黒山、筆捨山の奇岩怪石を展望しつつ、関町沓掛で東海自然歩道に連絡する自然探勝歩道です。
今日の目的地の筆捨山までは、1.1Kです。
未舗装の林道に入ると、上画像の道標。
この辺りの森林は、グリーンボランティア「森林づくり三重」の、
「関町沓掛」フィールドのようです。
上画像の道標が見えたところで、林道を離れ、
左手前の歩道に入ります。
登山口から十五分程で稜線に出ると、チェーンに囲まれた岩の道になりました。
展望が唯一よかったのは、上画像の岩場。
正面のこんもりした山は筆捨山でしょうか。
ここから、いったん下って、
登り返すと、ベンチがあり、
最後の一登りで、山頂に到着です。
筆捨山の標高は285m。
登山口より登り30分、下り25分のミニ山行でした。