かつて鳥取県に、国鉄倉吉線がありました。
下図は、1981年国土地理院発行の五万図の一集成図「大山・蒜山」。
図の東、小鴨川の右岸に「関金宿」「関金温泉」があり、対岸に「せきがね」駅。
倉吉線の倉吉~ 関金間は1941年の開業*です。
その関金駅から西に進むと「たいきゅうじ」駅で、さらに橋を渡ったところあるのが、終点の「やまもり」駅。
関金~山守間が延伸開業したのは、1958年です。
上画像は、関金~ 泰久寺間の橋台。
倉吉線は1985年4月、廃止されました。
もう一枚の画像は、今年の夏に撮影した、同区間の廃線跡。
生い茂った雑草の中に埋もれ錆びついたレールが、30年という時の経過を感じさせます。
*『官報』第4298號(1941年5月9日)