2013年 2月 吉日 晴れ


新聞・読者川柳


「てやんでぃやぶから火だと棒だろう」

「鬼平も改めに来るそば屋火事」

(やぶそばか!)



星空



帰宅して風呂から上がると携帯に

電話がかかってきた。


カツオはてっきり保険の営業マン

田端氏かと思って電話に出ると



「こんばんは。田中です」



ゼミの後輩・田中くんだった。



「な~んだ。田中か」



「あれ。せっかくかけたのに、

な~んだとは何だ!」



「怒るなよ。藪から棒だな」



「え?」



「いや。あまりに突然だったから」


「いえ。先輩、こないだの同窓会

の時に言ってたじゃないですか。

先輩も蕎麦が好きだから美味しい

蕎麦屋があったら一杯やろうって」


「ああ、そういうことか。いいねえ。

ぜひとも」


「じゃ、今週ならいつがいいですか」



「ん?蕎麦ならいつでもいいよ。

大好きだから。でも待てよ、田中、

その店燃えたりしないかね?」



「大丈夫ですよ。神田のやぶそば

はたまたまですよ」



電話をしながら空腹のカツオは



ペヤング・ソースやきそばにお湯

を注いでいた。

(焼そばか!)




TO BE CONTINUED


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