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『ピタットハート
』 へようこそ!
2010年 6月吉日
次々と新しい料理
が運ばれてきた。
「これは、キャビアが乗ったナンタラカンタラで・・・
フォークで崩してお召し上がりください」だと!
フォーク・ボールでお前のバッティングを
崩してやろうか!
食べ終わると、また新しいお皿が置かれた。
「羊の肉にナンタラカンタラ・・・」
「何かしゃべってくださいよ~、今野さ~ん」
「え?あー、ヒツジってさぁ、偉い人のそばで色々と
用事をこなして・・・」
「それは、シツジ!」
やっとその男の緊張が溶けてきた頃、大きな
ガラスケースに乗ったいくつものチーズが
2人のテーブルの横に運ばれてきた。
その時、彼女の眼が一瞬キラリ!と光ったのを
この男は見逃さなかった!
「こちらは別オーダーになりますが・・・」
「今野さん、ねぇねぇ、どうする?」
明らかに瞳が輝いていた。
(彼女が喜ぶんなら、いいじゃないか・・・)
財布の中には福沢諭吉を10人連れてきている。
何とかなるだろう。
いざとなったらカード払いでもいいや。
「美味しそうだね!食べようよ」
とその男は言った。
彼女の頬がゆるやかに崩れた。
「すみません、このチーズたちの説明をしてもらっても
いいですか?」
「はい。えーと、まずこちらが、世界3大ナンタラカンタラ・・・」
また始まった・・・
(ウンチクが長えんだよ、ったく!)
と思ったが、
ワインで少し酔いはじめていたその男は
とっさにポジティブ・シンキングに切り替え、
「これもまたいいブレイクだ!」と、チーズを持って
きてくれたレフェリーに感謝した。
カツオは執事(シツジ)ではなく、羊(シツコイ!)のミルクで
作られたチーズを、そして彼女はトロッとしたエポワスとか
いうのを頼んでニコニコしていた。
彼女は屈託のない、少女のような笑顔で
チーズをペロリとたいらげた。
チーズはどこへ消えた?
(スペンサー・ジョンソンか!)
チーズはどこへ消えた?
チーズは元気な彼女の胃袋へ消えていき、
福沢諭吉7枚がお店のレジスターに素早く
消えていった。
楽しい食事を終えた2人は、スタッフの粋な
はからいで、お店の前で写メールを・・・
「はい、CHEESE!」
(コテコテか!)
TO BE CONTINUED
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