親父のホスピス選闘記 -2ページ目

親父のホスピス選闘記

78歳の親父は、18年間癌と闘ってきましたが、10月18日ついに淀川キリスト教病院のホスピスに入ることになりました。
でも、生きることを諦めたわけではありません。これから残された日々を、精一杯前向きに、一日を大切に感じながら過ごせたらと思います。

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◎ 最上階の7階中央のバルコニー横が親父の病室です。

月曜日からは仕事もあり、そうそう淡路のマンションには

行けません。仕事終わりで阪急電車に乗って淡路への日々が

始まりました。

尿器での練習と、就寝時の「アモバン」の調整が課題です。

もちろん睡眠剤を飲まなければいいのですが、眠れなくなります。

24時間は耐えられても、痩せ衰えた末期癌の親父では、

それ以上睡眠を取らないで居ることは、返って体に悪影響です。

一日飛ばして服用。効き過ぎたときは半分に割って飲ませました。

しかし、日々親父の体は衰弱していくばかりでした。

そして、10日の水曜日。親父が馬鹿息子と娘のチーコに

話があるからと呼び出しました。 人気ブログランキングへ

「何? 改まって。どうしたん」そんな我々に親父は、こう言いました。

「ワシはもう永くない。後は仲良く二人で力を合わせて頑張れ!!」

子供二人は、声を合わせて言いました。

「何気弱なこと言うてんねん。これからやろ! まだまだ頑張れるて」

親父は、分かってる。でもなぁ、自分の身体は、自分が一番わかる。

もう永くはないんや・・・。そういって、笑っていました。

そして、それを証明するかのような恐怖の日が近づいていたのです。

11月11日。縁起の良いはずの1並びの日の朝。

親父からの電話が携帯にかかってきました。

「あかん。もう限界や・・・」

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◎ キリスト教病院に飾られたマタイ伝

土日の6日7日と親父の部屋に泊まり込み、

午後9時半の就寝時に飲む薬「アモバン」と「リフレックス」を

半分にしたり、飲ませなかったりと、調整してみました。

やはり、問題は「アモバン」のようで、

半錠でも飲ませると、直ぐに眠りにつくのですが、

2時間もするとトイレに行くために起きようとします。

しかし、その時には既に下肢がマヒしており、

ちゃんと直立することもできなくなっています。

ベッドサイドで、尿器を使ってはどうかと勧めるのですが、

どうしてもトイレに行きたがります。

ガリガリに痩せて40kg程度しかない親父ですが、

倒れるときは大胆に倒れます。地面から40kgの荷物を持ち上げるのと

は訳が違います。こちらまでヨロヨロトなる始末・・・。

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何とか用をたしても、また2時間もするとトイレへ。

そして足取りはさらに不安定になります。

こりゃ、女性のヘルパーさんじゃ無理だ、と思った次第。

アミーユさんも、翌日からは男子のヘルパーさんが深夜に

見守り確認に来ていただけましたが、自分たちで何とかしますと、

丁寧にお断りして、徐々に慣れる訓練を始めました。

しかし、平日泊れない時、大丈夫なのか????

不安のクエスチョンマークの数は増えるばかりです・・・。

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退院の翌日の11月5日は、朝から大忙しでした。

親父の転倒から始まり、朝10時半には淀川区の介護課から

区分変更の認定の担当者の女性がマンションに来られました。

転倒の話や、顔や足ににできた傷を見て頂き、

介護に必要な認定をとお願いしましたが、

朝の転倒から立ち直り始め(薬が切れてきたのか)、

何とか自立歩行ができました。ただ、それを持って

認定されてはたまりません。

しかし、介護認定の方は、病院の先生の意見書も拝見して

認定しますというのみです。そして、10日以上が立ちますが、

東淀川区からは何の連絡もありません。通常、一か月。

末期癌でも最低2週間は掛かるらしいです。

その間、満足な介護も受けられず、急な退院でヘルパーさんの

シフト変更もぎりぎりです。

その日は親父の容態が心配でしたし、翌日は土曜日と言うこともあり、

親父のマンション、Cアミーユに泊ることにしました。


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↑ 淀川キリスト教病院正面入り口

親父の容態から考えると、

アミーユさんから受けている介護認定要介護1を

前提とした介助では、とても親父を支えきれないと感じました。

アミーユさんも可能な限りシフトを変更し、

元気で明るいヘルパーさんたちが親父を支えてくれていますが、

3度の食事を一階の食堂に降りるのも大変です。

特に朝が問題です。

また、店頭の原因となる夜間の排泄の為のトイレへの移動。

親父は今までの自分の身体能力の低下を自覚していないので、

迷惑を掛けまいと、何とか自分で歩行して移動したがるの

ですが、どう考えても無理です。 人気ブログランキングへ

早速、その日にアミーユのケアマネのMさんが、

ベッドでも一人で使えるパナソニックの尿器(後日紹介)を

手配してくれましたが、届くのは明日とのこと。

そこで、近くのコウナンで購入した380円の洗濯機の

ホースと、安定したプラスチックの米櫃を合体させて、

簡易尿器を作成。秘密兵器として親父に投入いたしました。

しかし、問題は、しびれ始めた手で、自分の力で使えるか?

と言うこと。

そして、親父の容態が、どれくらいのペースでどこまで悪くなるのか、

と言うこと・・・。

そんな不安な感じで、ヨロヨロト親父の外来ホスピス生活がスタート

して行きました。


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親父の退院の翌日、マンションのアミーユを朝

訪ねてみると、既にケアマネージャーのMさんが、

親父をケアしてくれていました。

そして、睡眠剤のアモバン1錠とリフレックスを

1錠飲んだ後、深夜に尿意を覚えて目覚め、

トイレに行こうとして起てずに、ベッドの下に

転倒して落ちて、何度も転倒を繰り返して、

睡眠剤が効き始めてそのままベッドの下で

眠ってしました様です。

肝機能の低下もあり、親父の体は少しの

打撲でも出血し、赤黒いアザができてしまいます。

朝早くヘルパーさんに発見された時には、

血まみれの絨毯の上で横たわっていたとのことです。

ヘルパーさんとケアマネージャーさんが、

直ぐに止血の手当てをしてくださり、

僕が部屋に着いた時には、既にベッドの上で

親父は休んでいました。

ケアマネージャーさんから説明を受け、

親父が昨夜の転倒劇を殆んど覚えていない

様子でしたが、それがより大きな悲劇への

伏線であるとは、その時には思いもしなかった

のです……。




11月4日に退院して以来、1週間と一日。

正に、七転八倒の日々でした。

ブログを更新するどころではなく、

親父と、私たち家族にとって、

厳しい試練が待っていたのです。

始まりは、退院1日目の夜からでした。

退院したとは言え、症状の改善はあまり見られず、

むしろ、次第に衰弱している様子でした。

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病院から処方してもらった薬を飲み、

出来る限り安静にしていたのですが、

4日の就寝前に飲んだ、睡眠剤「アモバン」が効き過ぎ、

深夜にトイレに立とうとした親父が転倒し、

ベッドの下に敷いてあったカーペットに足を取られ

何度も転倒を繰り返し、立ち上がれずに

ベッドの下で血まみれで横たわっているのを

早朝見回り介護に来たヘルパーさんに

発見されたのです。
叫び

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キラキラのお日様がまぶしい良いお天気になりました。

これから親父の一時退院のために、

淡路の淀川キリスト教病院に行ってきます。

昨日、ちょっとだけどいい感じになっていたので、

なんとか外来ホスピスでやっていけそうな気もします。

15日間の入院費の支払いを済ませて、

淡路のマンションCアミーユで、新しいスタートです。

良い天気で、心も少し軽くなります。良かったね。

不安も一杯ですが、負けてはいられません。

心を強くして、親父と家族と、外来ホスピスで頑張ります!!


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昨日の夕方まで病院からの連絡がなかったので、

多分退院は早くても週末だろうと思っていたのですが、

夜8時頃に看護士さんから電話があり、木曜日4日の

午後2時でいかがでしょう、とのこと。

えっ! Cアミーユさんのケア体制もありますし、

食事の手配も中3日必要です。

もう少し、何とか金曜日になりませんかとお願い

したのですが、退院翌日が休日だと、もしもの時に

対応できないのでと言われました・・・。

うわー!! 大変や~。 人気ブログランキングへ

早速、関係各位に連絡。スケジュールを調整・変更せねば。

今日は、仕事と連絡調整で、日中は病院に行けそうもありません。

妹のチーコが代わりに行ってくれております。

どうやら、本日の陣中見舞いは夜になりそう。

ふーっ。

今日のお天気とは裏腹に、心には不安の雲が広がっております。


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↑ 淀川キリスト教病院北東角にあるお地蔵さん。


今日の朝から、退院についてのカウンセリングがありました。

昨日、Cアミーユさんからケアプランの提案があり、

要介護1の認定が出た場合のプラン提示をいただきました。

精一杯のプランを頂いたのですが、

やはり要介護1では、食事の介助と夜間のおトイレが心配です。

現に今朝もおトイレに行くためにナースコールをしたのは

良かったのですが、小柄なナースさんだったので、

ふらついた親父の40kg足らずの体重を受けきれずに

二人とも転倒してしまいました・・・。

うーむ、不安だぁぁぁぁ。 人気ブログランキングへ


今でも就寝後に3回はおトイレに行っています。

やはり要介護1では、食事の介助と夜間のおトイレが心配です。

そして、親父には催眠剤のせいだよと言っていますが、

確実に肝癌の影響が、下肢にも出ているのです。

今週末か、来週か。退院日は今日の時点でまだ

確定していませんが、確実に近々退院なのです。

もう少し、もう少しだけ置いてもらえたらなぁ・・・

が、正直な気持ちです。


でも、関西地区のホスピスの事情は厳しいです。

10病院程度、しかも各病院で20床では200人しか

同時に入院することができません。これが、現実です。

何とか頑張って、Cアミーユさんから外来ホスピスで闘わねば!!

そう延命地蔵さんに、手を合わせて誓った次第であります。





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