「私説桶狭間」82回目です。こちらです。(←文字クリックで移動します)
駿府城公園の北西、賎機山の麓には静岡浅間神社があります。
浅間神社は富士山を信仰する神社で、祭神は木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)です。
この神様、天孫降臨で有名なニニギの命のそれこそ山の神(妻)でした。ニニギという神様、今の皇室の直系にあたる神さまですが、いろいろやっちまってます。
ニニギの命の一目惚れで結婚する際、姫の父オオヤマツミは姉のイワナガヒメも差し出したのですが、あまりに不細工だったので返しました。
実はイワナガヒメは岩のような永遠の命を得ることができ、サクヤビメは花が咲くような繁栄を得るということだったのですが、花が散るように儚くなるだろう、と、要は皇室の方々に寿命がある理由を語っているのですが、ニニギの命以降命の限りが出来てしまいます。
その後すぐにサクヤビメが懐妊するのですが、それを聞いたニニギの命は「本当にオレの子か?早すぎない」と言ってしまいます。
怒ったサクヤビメは「もし本当にあなたの子なら何が起こっても無事に生まれるでしょう」と言い、産屋に火をつけてその中で3柱の子を産みました。そのうちの2柱はホデリ、ホオリで、別名海幸彦、山幸彦と呼ばれ、ホオリの孫が初代神武天皇となります。
そして火を付けてわが子を産んだというこのエピソードからサクヤビメは火の神様とされ、火山である富士山の祭神になったとのこと。そういえば父のオオヤマツミは山の神様なんですね。
ちなみに総本山の富士山浅間神社では逆に水の神として富士山の噴火を鎮めてくれているのだそうです。
ところで9月27日の御嶽山噴火に続き、10月6日には台風18号が猛威を振るい、静岡市をはじめ各地で浸水や崖崩れなどの被害が起こりました。
被害に遭われた方々にはお見舞い、お悔やみを申し上げます。
誰かがテレビで言っていましたが、確かに日本は災害大国です。
富士山自体いつ噴火してもおかしくないそうですね。あの厳かな山容もそうですが、昔の人々が神格化してお祀りをする気持ちは分かるような気がします。
大型の台風19号が近づいているというニュースもあります。
自分自身を含め、誰もが他人事ではないという気持ちが必要なのでしょうね。