NHK大河ドラマの「江」がいよいよ関ヶ原なんですね。
見てないけど。
ところで関ヶ原の戦いは石田三成の西軍が敗北する訳ですが、このときの史実でよくわからないところがあるんです。
戦いに敗れた三成が徳川方に捕まり、処刑のために連行されているときのことです。
喉が渇いた三成は警護の一人に水を所望しました。
「水はないのでこの柿を食されよ」
警護の者がそう言って干し柿を差し出すと、
「いや、柿は痰の毒なのでいらぬ」
三成はそう言って断りました。
周りにいた警護の人々は大笑いし、
「これから首を切られるものがそんな心配をして何になる」
と言うと、
「大志のある者は、最期まで命を惜しむものだ」
と泰然としていた、と、こんな逸話が残っています。
しかし、ある史実では、戦いに敗れ逃亡している最中、三成は強烈な下痢で体が衰弱していたというものがあります。どうやら生水を飲んでしまったらしいのです。
また、別の史料では関ヶ原の戦いの最中に下痢を起こしていたというものがあるのです。
どうも話が矛盾しています。
死の直前まで体を大事にする人が、逃亡中とはいえ生水を飲んだりするものでしょうか?
まあ、どちらの話も本当だとするなら、こういう解釈ができそうです。
警護に水を頼んだとき、少し前までひどい下痢だったことを思い出した三成が、死ぬ前にまた下痢になったら厭だなと思い、つい誤魔化しで偉そうなことを言ってしまった。
これ、なんか人間っぽい話でちょっとありだなと思ってしまいます。