他塾の話で恐縮ですが、行ってみたので備忘も兼ねて。



SAPIXは家からの距離が一番近かってものの、親のサポートが大変という噂を聞き、入室テストを受けることも無く早々と選択肢から除外しました。


と言った前置きはさておき、当日会場は大勢の人が来ていました。私と同じく他塾の方もそれなりにいそうな雰囲気。



SAPIXは中学受験界で隆盛を極めているためか、「他塾の生徒も受けるサピックスオープンの受験者数で難関校の受験者数の傾向は事前に掴めていました」、「我々SAPIXにお任せ下さい!」など終始強気だなあと感じさせるコメントが多かったです。



会場で何だか違和感があるなと思っていたのですが、スライドや画像が全くない。スピーカーが1人前で喋るのみ。



昨年日能研のオンザロードや四谷大塚の校舎報告会などに参加したのですが、どちらも当たり前のように利用していたのにそれがない。

配られた資料には色々と記載があるものの、教科ごとに説明をする先生方はそれすら見なくて良いと言う。


しかし話は面白く、この先生の授業を受けてみたいなと思わせるあたりはさすがでした。



総括であったのは、SAPIXにおいても試験の難易度は限界に達しているのではないかと言う事らしい。


算数の先生は典型題が多かったと言っていたのですが、もはや手広く問題をたくさん解きまくることで、難しい問題も含めて典型題と呼んでいるだけなのではないだろうかという疑念は拭えず・・・


しかしそう言い切ってしまう塾の生徒達と鎬を削るためには、やはりSAPIX以外の受験生もそれなりに同様な対応も必要なのだろうなと感じました。



特に印象に残ったのは国語。
キーワードは「冷静さと根性」


一つはオンザロードの資料にもあったクルド難民の話やバーのママや別れた元妻が出てきたりと、子どもの理解を大きく超えた問題が出ている。
総括で難度は限界と言っていたが、少なくとも国語に関しては振り切れている。

このためどうせほとんどの人がわからないのだから、冷静さを失わずに最後まで頑張って読み進めることが重要(難しい部分は問にならない事が多いため)


もう一つは開成の問題に出ていた女子高生の話。文章内の比喩表現にある「白い足」「柔らかそうな頬」。
こう言った表現から子ども達は何を考えるか。


◾️SAPIX新6年に授業で聞いてみた
男子:ひ弱、陰キャといったマイナスイメージ多数
女子:美人、美容に気を遣っている人といったどちらかと言うとプラスのイメージ多数


同じ単語でも男女で受け取るイメージにかなりの差があるらしい。


普段女子と話が合わず男子と遊ぶことが多い娘に聞いてみたところ、「美人!」との回答。
ギリセーフグラサン


ちなみにこの国語の先生は「今はこんな状態の男子も受験までにはバッチリ戦えるように鍛え上げます!」と言ってましたびっくり



決してSAPIXの回し者ではありません(笑)