音楽で自分の感情を表現するのはなぜ難しいのでしょうか?
音楽で感情を表現するには次の3段階があると思います。

①自分がそのメロディーに対して何も感じていない
②表現したい感情はあるが、その伝え方が分からない
③演奏のイメージがあるのに、技術が追いつかない


多くの人が1番の段階で止まっていると思います。
僕もその一人でした。楽譜とにらめっこしながら棒吹きしてまう状態です。
ただ漠然とうまく演奏したいと考えているだけでは、絶対に上手くなりません。
この状況を打開するのに最も効果的な方法は

「上手い人の演奏(プロの演奏など)を聴いて真似すること」

です。
それも、1つの音源だけでなく、いくつかの音源を聞き比べるといいと思います。
聞いてできたつもりになるだけでなく、実際にトライすることが重要です。

余裕があれば先生に習うのが上達の近道です。
しかし、ただ先生の言われるがままのお任せコースで習うのではなく、
自分のできる限りの表現を先生に軌道修正してもらうような形でなければ意味がありません。

初めはぎこちなかったり、わざとらしくなってしまうかもしれませんが、
最初はそれで全然大丈夫です。みんな初めはそうなのです。
自分の中で表現したいものがみえてきて、
それを実現するために、今自分が欠けている技術に気づくことができたら
もうあなたも立派な演奏者の仲間入りです。

楽譜になにも指示されていなくても、自然と感情があふれてくるようになります。
一度その感覚を味わってしまうと、もう音楽は辞められなくなってしまいます。


次回はオーケストラや吹奏楽など団体で演奏する楽しさを書きたいと思います。
では。


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