強大なる悪の力が一切を九分九厘まで掌握し


後一厘という間際に来て


意外にもここに一厘の力が現れ


邪神の謀略を一挙に覆えすのである。



つまり悪主善従であった世界が、善主悪従となるのである。



そうしてこれを具体的にいえばこうである。


すなわち九分九厘の悪とは現代医学であって、これもさきにかいた通り必要悪であるから、今まではそれでよかったのである。


しかしその結果として人間の最大貴重な生命を完全に握ってしまった。


もし医学が誤っているとすれば、生命の危険は言語に絶するといってもいいであろう。これほど世界人類から固く信じられている医学を是正するのであるから、容易な業でない事は言うまでもない。