1日、京都競馬場で第143回天皇賞・春(GI、4歳上オープン、芝3200メートル、出走18頭)が行われ、藤田伸二騎手騎乗で7番人気のヒルノダムール(牡4歳、栗東・昆貢厩舎)がゴール前の接戦を制し、GI初制覇を遂げた。タイムは3分20秒6(稍重)。
2着は外から伸びた3番人気エイシンフラッシュ(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)、3着は先に抜け出した5番人気ナムラクレセント(牡6歳、栗東・福島信春厩舎)。京都記念、日経賞とGIIを連勝し、1番人気に支持された四位洋文騎手騎乗のトゥザグローリー(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)は見せ場なく13着に大敗した。
ヒルノダムールに騎乗した藤田騎手は「GIを勝つことができてうれしいです。馬の力を過信して、昨年のクラシック3冠はうまくいかなかったので…。今回はスタートだけ上手に決めて、できるだけ前々でスムーズな競馬をしようと思っていました。内枠がいい方に出て、いかに内でジッと我慢できるか、自分との勝負だった」とGI勝利を喜んだ。
ヒルノダムールは、父マンハッタンカフェ、母シェアエレガンス、母の父ラムタラという血統で、JRA通産14戦4勝。重賞は11年産経大阪杯(GII)に続いて2勝目。鞍上の藤田騎手、管理する昆調教師ともに天皇賞・春は初制覇。また、父のマンハッタンカフェは02年の同レースの勝ち馬で、見事に父子制覇を達成した。
(サンケイスポーツ)
ヒルノダムール、勝利に感動!
3歳クラシックに全部出て、惜敗を繰り返してきました。しかし前走の大阪杯で吹っ切れた気がします。レコードタイムの勝ちは本物でした。なかなか勝ちきれなかった馬が自分の壁を破る、まさに感動です。
また2着のダービー馬、エイシンフラッシュの内田博之旗手が、ゴールした後にヒルノダムールの主戦、藤田騎手に、右手を差し出し握手したことに、トップジョッキーとしての品格を感じました。