北沢峠から小太郎山縦走 | ピストンさんちゃん

ピストンさんちゃん

甲州弁で語る登山のブログ

はんでめためたごっちょでごいす!



小太郎山

山梨百名山60座目

2023年7月27,28日

北沢峠~西尾根~小太郎山~白根御池小屋~広河原



仙流荘前でバス待ちしているとき自衛隊登場。

救助訓練を兼ねた訓練登山に来たそうです


このあと自衛隊HUMMERの隣に止まったクルマに七丈小屋、馬ノ背ヒュッテ管理人のHさん


まるで知り合いのように図々しく話しかけ、よい登山を!と言ってもらえました


有名登山家に励まされて、いい登山になるはずだったのですが…






7時10分、北沢峠を出発


野呂川出合
クルマは両股小屋関係者のものと思われる




野呂川林道、歩いているところよりカーブミラーが下にある。つまり林道の上に大量に土砂が堆積





セメント工場?

林道はクルマなんか入ってこられるような状態ではないので稼働していないと思います



この工場前から野呂川へ下降


渡渉で何度かやらかしているので、パンツ1丁になり靴もザックに突っ込みんでから渡渉し、無事に成功

水が冷たいのなんの。
すね中間くらいの水量でよかった。



9時に西尾根を登り始める




かつては中腹程度まで林業用の作業道があったらしい。その痕跡か?




歩きやすいところもあれば



どこ行けばいいんよ?というところもあり。




途中の岩峰から、仙丈ヶ岳



アサヨ峰?




はるか下に野呂川林道


12時くらいから雷雨


やっと小太郎山が見えた!



北岳(太郎山)も!




あと少しで山頂というころになって雷鳴が大きくなり始め、這松も濃くなってきた

藪に行く手を阻まれたとき、獣道あるいは獣と人間がコラボレーションしたような踏み跡を見つけながら登ってきました

しかしながら山頂直下だけは獣道すら見つけられず力ずくで前進

両手に渡し持ったストックで這松を押さえ、その上に乗って前進を繰り返し、13時30分、
山梨百名山60座目
小太郎山!!
ほとんどの人は北岳の肩から寄り道するような形で小太郎尾根を往復ですが、登山道無き西尾根を登り上げました!



カミナリ去ってくれんかな~と雨宿り




甲斐駒ヶ岳は見えているのに頭上からずっと雷鳴



雨宿りしたとは言えどコースタイム1時間20分のところを2時間半もかかって北岳への登山道に合流
小太郎山直下の這松漕ぎで左足ふくらはぎを肉離れやってしまいました。踏み上げようとした這松を踏み外した勢いで筋を伸ばしてしまい激痛。
情けない…



北岳肩の小屋へ向かうのをあきらめ、白根御池小屋に下山
草すべりを歩いている最中も雷鳴
雨も降ったりやんだり

よちよち歩きで白根御池小屋に17時10分到着。
広河原まで行く選択は微塵もありませんでした。



臭そうな靴下をバックに
お疲れサマンサ!!




これ、うまい!



#############
一夜明けて


足が痛くて池の上に行くのも辛かった



朝日を浴びる逆さ北岳



広角で。
スマホを横向きにしてください



御池小屋なんて空いてるら~と思ってましたが、平日というのになかなかの混みぐあい
通路をふさいでしまうような位置に立てざるを得ませんでした(通路はあと1本あるので)



頭痛用に持ち歩いているロキソニン錠を飲んだおかげか人並みのペースで歩けるようになりましたが、登ってくる人たちの渋滞でなかなか前に進めず




下りてこられてよかった~
7時30分でもう北岳には雲がかかってました
笹山まで縦走する予定でしたのでなんとも悔しくて悔しくて。



2018年に早川尾根を縦走したとき、小太郎尾根もなかなか美しいじゃん、北岳の肩から往復するんじゃなくて縦走路はないのか?と思いました




偶然にもその1ヶ月後くらいに↓のブログで西尾根の存在を知りました

登ったご本人から尾根筋ははっきりしていると話しを聞いたのでいつかやりたいと狙っていました

でも勇気が出なかったうえに、山梨側の林道崩壊やコロナによる登山自粛があったりで、約5年かかって実現しました



小太郎山山頂で西尾根を戻るべきか広河原へ向かうべきか少し悩みました

西尾根を戻ることを選択しなかった理由はいろいろありますが、なにより小太郎山を縦走で踏破したいという気持ちから広河原へ向かうことにしました

計画通りの縦走はできなかったことは失敗残念でしたが、西尾根から小太郎山を縦走で踏破できたのは祝勝かな


でもヤブの中を突っ込むような登山はもうゴメンです。
生地の薄い軽量ザックは穴だらけになってしまいました!!(大笑)



では。