アフトつき！ミュージカル『VIOLET』

観てきました！三浦透子さんのヴァイオレット、とても素敵でした

冒頭、やっぱり、2020年版ほど歌唱のパンチはないか、と思ったんですが（あれは歌唱お化け揃いだったんだ）、

三浦ヴァイオレットと東啓介フリックが交わるあたりからグイグイ引き込まれていきました

2020年版はちょっと？？が多かったストーリーが（よく分からないけどめちゃくちゃ素敵って印象だった）今回やっと分かったよーな気がしました

特にヴァイオレットが黒人兵士であるフリックの何に惹かれたのか？がよく分かった。（前回はふうかちゃん→吉原光夫さんだったから）

2回目ってのもあり、歌詞もよく耳に入ってきて「なーるほど、こーゆー話だったのか。よくできてるなあ、さすが藤田俊太郎さん』
てのが2024年版の感想です。

ミュージカル『VIOLET』は日英共同作品で、JBなどで人気の演出家藤田俊太郎さんがイギリスのスタッフたちと創り上げたもの。1960年代のアメリカの物語を、日本人の演出家が、英国で初演、とゆー冒険作

日本の初演はコロナ禍で中止

3日間だけ急遽やったのが2020年版です。2024年版はストーリーと楽曲は同じ（たふん）、演出はちょっと変わってる（と思う）、キャストはほぼ変更で、ガラッと若くなってます。

幼い頃、父親による不慮の事故で顔に醜い傷を負ったヴァイオレットは辛い青春をすごす。テレビで見た「あらゆる傷を癒してくれる伝道師」に会い、傷をなおすために長距離バスに乗り込みます。

外に踏み出したことで広がる世界、夢、出会う人々、そして知る現実。

テレビ伝道師は彼女の傷を癒せるのか？その先に待っているモノとは？って感じのミュージカルです。

始まったばかりなのでネタバレなしで簡単に感想行きます。

☆冒頭はspiパパが圧巻！そこにいるだーけーで全てをかっさらっていきます

この日はちびヴァイオレットを肩に乗っけて登場終盤は大人ヴァイオレットとのからみがもーもーもー

☆三浦さんはお芝居が上手いお歌も上手です。ミュージカル女優さんとかと比べるとパンチは弱いですが私は好き。（屋比久ちゃんで観る方の感想待ってます）

（美しいと醜いがちゃんと同居してる）

ヴァイオレットってのは多分、ミュージカルのヒロインとしては好感度低い子だと思います。

（藤田さんはそこを狙ってんだと思う）でも私は嫌いじゃない

☆三浦さんヴァイオレットと、黒人兵士役フリック役のとんちゃん、白人兵士役モンティ役の立石くん、この若者3人が絡むととてもいいです観ている方もテンションが上がる！

とんちゃんは歌はまだ硬さあったけど悪くなく、お芝居がよかった印象相手が三浦さんだからかな？ラストがさー、とんちゃんのフリックと◯◯が重なるのよ

☆立石くんは歌とお芝居、ビジュアルのバランスがよかった重宝されるのわかるわー！

（イケコ先生と藤田さん、若手で両方出てるの彼だけじゃない？）

☆私はやっぱりモンティが好きである。それは立石くんでも成河さんでも変わらなかった、あーゆー男に弱いのだ

☆他も皆さんお上手です。谷口ゆうなさんの歌唱はパンチ効いてるし1番2020年版と違うと思ったのは、伝道師様役の原田優一さん！めちゃくちゃ笑いと拍手をかっさらっていきまっせ

いや、元々伝道師は原田さんだったんですよ？でも本番だけ出られなかったんです。つまり元々藤田さんはこーゆー構想だったんですね。
（畠中洋さんの伝道師様は眉間にシワ寄ってるタイプだった）

スーパー伝道師タイム♯SDTが楽しすぎます

☆この日はspiマン、原田さん、樹里さん、谷口ゆうなさんのアフタートークがあったんですが見たことないくらい爆笑の嵐私の両隣めちゃ泣いてたのに、手を叩いて笑ってた！

原「感動を返せ、という苦情は受け付けません」

個人的に面白かったのはパリピなspiパパ、原田さんのオネエな伝道師様、樹里さんの宝塚男役的老婦人、谷口さんの老舗女将風モーテルの女など。気になる方はXで検索してみてください。

あとオンステージシートが楽しそうだったので、ぜひ皆さん挑戦してみてください！きっと一緒にバスで旅している気分になれると思います。

万人ウケするか？とゆーとどーなのかなーって思いますが藤田さん演出が好きな方におすすめです

https://www.umegei.com/violet/

ミュージカル『VIOLET』2024年公演｜梅田芸術劇場

東京のあと、大阪、福岡、仙台とまわります。

PS
藤田さんといえば先日、中井智彦さんのラジオにゲストで出られた時、ミッシェルガンエレファントのガチファンだと分かり「同志！」と思いましたきっとどこぞのライブハウスで会ってる