キャストは5人(1人だけWキャスト)。主役の葉蔵は笹森くんで、他のキャストは女性役を兼ねています。
今日千秋楽だし、有名な話なのでストーリー書いちゃいますね。
今日千秋楽だし、有名な話なのでストーリー書いちゃいますね。
いいとこのボンボンで病弱な葉蔵(笹森)くんは、色々と生きづらく、自らを「道化」とすることでようやく世の中と折り合いをつけています。
さらに言うと彼はなかなかの美男子で、女難の相もあり。
東京の学校に出てきた葉蔵くんは
学友の堀木(これ井澤くん)にさっそく悪い遊びを教えられ、酒や女や学生運動に溺れる
女1:カフェの女給と心中をはかり、自分だけ生き残る
女2:出版社勤めの未亡人。娘あり。同棲するも「俺といちゃ不幸になる」と身をひく
女3:バーのマダム。ほとんどヒモ状態
女4:向かいのタバコ屋の娘。(結局若くて◯女がいいってかー男って本当に…)
女2:出版社勤めの未亡人。娘あり。同棲するも「俺といちゃ不幸になる」と身をひく
女3:バーのマダム。ほとんどヒモ状態
女4:向かいのタバコ屋の娘。(結局若くて◯女がいいってかー男って本当に…)
てな感じで、だんだん酒やモルヒネに溺れて精神的に病んでいっちゃうお話です。太宰治本人を色濃く投影している、と言われています。
女性からすると「なんやねんこいつ!」なんですけど、ワタシあまり非難する気にならないのは、自分が男性だったら多かれ少なかれこんなだったんじゃないかしらんておもっちゃうからかな
「女のいない世界に行きたい」って葉蔵くんは言いますが、出てくる女性たちは別に悪女じゃなく、彼女たちになりに一生懸命つくしたり愛したりしているだけなんだぞーぞー
キャストの話。
主役の笹森くんは意外にも似合ってた!キレーなお顔とちょっと頼りなくて、周りの女性がなんとかしてあげたくなる可愛らしさがある。
目当ての井澤くんは悪友の堀木とマダム役で、どっちも貫禄たっぷりだった。「46番目の密室」が終わって1週間もたってないのに完璧。声量もすごい。
体型と頬袋ぷっくりが似ているので横顔が少しそんな感じなんだわ。彼もなかな上手!
(この羽織りがステキだった羽織りは全部レディースで役者のお顔に合わせて揃えたそうです)
唯一はじめましてだったのが平賀勇成くんて、笹森くんとこの後輩だそうで彼も悪くなかったな。
この日アフタートークが笹森、北村、平賀であって、この平賀くんてのは笹森くんの大ファン→同じ事務所に入る→初共演とゆー笹森ガチ勢のようで、愛が炸裂していて面白かったです
平賀くんの役は笹森くんに膝枕してもらうシーンがあるので、↑最初は頭つけられなくちょっと浮かせていたそうです。あまりのガチぶりに笹森くんも「うれしいけれど引く」と言っていたです
顔は健人くんや輝馬くん玉ちゃんみたいな感じで本人も「猟奇的な役をやってみたい」と言っていたけど、まさにそんなタイプ。注目株です!
笹森くんは90分出ずっぱりで、はけるシーンもなくて水も飲めないんだそうです。でも逆に「それでいかせてください」とお願いし、最後の方は喉カラっカラでやりたかったんですって。
笹森くんは90分出ずっぱりで、はけるシーンもなくて水も飲めないんだそうです。でも逆に「それでいかせてください」とお願いし、最後の方は喉カラっカラでやりたかったんですって。
そーやって自分を追い込みたかったらしく、やっぱり発想が体育会系だな、って思いました。
なので、ダークでお耽美な世界なんだけれど、そこまで不健全な感じがしなかったのは、彼が基本的には健やかなんだと思います。
(例えば染谷くんとか矢田くんとかがやったらめちゃくちゃイカガワシイ世界観になった気がする)
音楽がね、三味線と尺八とキーボードって生演奏だったのめっちゃ贅沢で、お着物も凝っていて、とても素敵な世界観でした。
なので、ダークでお耽美な世界なんだけれど、そこまで不健全な感じがしなかったのは、彼が基本的には健やかなんだと思います。
(例えば染谷くんとか矢田くんとかがやったらめちゃくちゃイカガワシイ世界観になった気がする)
音楽がね、三味線と尺八とキーボードって生演奏だったのめっちゃ贅沢で、お着物も凝っていて、とても素敵な世界観でした。
私は旧クリエさんの極上文學シリーズが大好きだったから、こーゆーの好き。ぜひ続けて欲しいな。
「人間失格」はやっぱり好きな話ではないけれど「恥の多い人生を送ってきました」とか名言の宝庫です
写真はORICON NEWSさんと公式さんから。
「人間失格」はやっぱり好きな話ではないけれど「恥の多い人生を送ってきました」とか名言の宝庫です
写真はORICON NEWSさんと公式さんから。
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