観てきました!こちらなかなか面白い舞台です。舞台美術も音楽も凝ってるーー
「憂国のモリアーティ」は、ジャンプSQで連載されている漫画です。
有名なシャーロック・ホームズの宿敵「モリアーティ教授」が主役で、ではなぜモリアーティは数々の犯罪を犯すのか?ってところを描いています原作もけっこー面白いですよん。
(ちょっと黒執事みたいな雰囲気)
地獄はもぬけの殻だ。
全ての悪魔は地上にいる。
って、導入がいい
19世紀末のイギリス。世界各地に植民地を抱えた大英帝国は繁栄を続けていた。しかしそれを享受するのはほんの数パーセントの貴族のみ。
完全なる階級制度の下、庶民たちは家畜以下の生活を強いられていた…
の始まり方で、か、革命が始まる?!ってつい思っちゃいました
でもフランスと違って、イギリスは革命は起きません。その代わりに、ダークヒーローが現れるわけですよ。それがモリアーティ教授
ただ、遠山の金さんのように勧善懲悪とはいきません
だいたい3部構成になってて、
◯モリアーティの誕生
ダブリン男爵を成敗するモリアーティとその一派の紹介
◯ノアの方舟
モリアーティとシャーロックとの船上での出会い
◯シャーロックの研究
ワトソン登場と貴族殺し
って、感じですね。なかなか面白い舞台構成で、役者さんもけっこー中堅ベテランさんを使っているので、全く危なげないです
主役のモリアーティとシャーロックはこの2人
ミュージカルってことなんですが、主要キャストみんな歌うまっ
舞台は観たことあっても歌を聴いたことないキャストがほとんどだったので、びっくりしましたわよ
モリアーティの鈴木勝吾くんは、ひとり突出して上手いかな。彼だけめっちゃ高音で難易度の高い曲を歌わされ、いえ歌っておりますそれゆえ歌の上手さが目立つ!!
上手なのは知ってましたが、こー、なんかゾクゾクする感じ?ってゆーのかしら。役にぴったり合ってて痺れます
一方、個人的にいちばん歌が不安だったシャーロックの平野良くん(最遊記歌劇伝しか歌聞いたことなかったから)がめっちゃ歌うま
勝吾くんがとても「歌う」って、感じがするのに対して、「台詞を歌ってる」とゆーかんじ。しかもとても自然なのーーけっこー高低差もあってテンポも早い曲なのに
それがとても頭の回転の早いシャーロックとあっているんですよねえーー\(//∇//)\まあ、原作漫画からして私は、モリアーティ派じゃなくて、シャーロック派なんですよね
だから、ひらりょーのシャーロックがめっちゃ好きでした彼もほんと達者な役者さんですよね。やっぱこの世代で生き残ってる役者は上手いなあーと!!
ワトソンくんの鎌苅健太くんも可愛いくて、いいコンビだと思います。
エンディングの方の、シャーロック&ワトソン&モリアーティの3人で歌うとこと、
オープニングのモリアーティ派5人+シャーロックっで歌うとこがめっちゃ好きです
山本一慶くんも歌うイメージなかったのですが、上手でびっくり繊細なルイスがよくお似合い。
生ピアノと生バイオリンも素敵でちょいちょいシャーロックがバイオリンのおにーちゃんに絡むのも面白いです
で、私の目当ての井澤勇貴くんのセバスチャンモラン!超カッコいいですーー
そりゃもーおーひとりスラーっと脚長くて、ちょっと荒っぽい感じ。有賀さんとはまたちがうかっこよさモランはモリアーティ派の1人で、出番もそこそこ多いのですが、
思ったより目立つ役じゃなくててですね…特に歌がーー!!彼歌、上手いんですよー!でも、ポジション的にそんなに歌の見せ場が多くないんですよね
ソロパートはちょくちょくあるんだけど、ここが見せ場だぜってソロ曲がーないー!!赤澤くんと2人のはありますが、まあ、無難な曲なんだよな。
彼、歌えるからもっと難しいの歌わせてー!せっかくミュージカルだから期待してたのにとほほ。
んま、これは井澤ファンのたわごとなので。
舞台は評判よいようですし、チケットやグッズの売れ行きもイイので、シリーズ化に期待です!!
そして、次にモラン大佐がメインの話をやってくれることを期待します
東京銀河劇場で明日まで。そのあと大阪です