これ、大変面白かったです(((o(*゚▽゚*)o)))好きなタイプの舞台
原作は萩尾望都大先生で、野田秀樹さんの脚本を中屋敷法仁さん(好き)がけっこーだいたんに演出しております!
原作は大昔に読んだよーなー( ̄▽ ̄;)野田秀樹さんは好きでよく観てた時代もあるー、でも20年くらい前かもー( ̄▽ ̄;)
とゆーほぼ真っさらな状態でしたが、時々感じる野田芝居っぽさがなんとも懐かしかったそして「あーこの辺りはすんごい中屋敷さん演出っぽい!!」ってとこも感じられて、
いいー塩梅のミックス感だと思います!!!
お話は結合性双生児のシュラ(頭がよくて醜い)とマリア(顔が可愛いけどハク◯)。両親は世間に触れさせず、不幸を知らせず育てたいと言う。
そこに、家庭教師(太田基裕くん)がやってくる。頭のいいシュラは自分が不幸だと気づき始め、世界に憧れる。
「1人になりたい」「孤独を知りたい」と。お風呂の栓を抜いて、先生と混沌の冒険に出かける。
ユニコーンやスフィンクス、いろんな化け物たちの誘惑。自分は人間なのか?化け物なのか?
1/2+1/2=2/4?
低血圧の数学者が残した螺旋方程式。
やがて身体が弱ってくる2人。手術をして切り離せば1人は助かるかもしれない。しかし、それはどちら?
螺旋方程式をとければ2人とも救われるのか?
…って感じです。ま、かなり荒唐無稽でカオスで、正直よくわかんないです。
でも、それがテーマなんだと思います。
「なんでも計算でスパっと割り切れる訳じゃないよねー」
シュラ役の桜井玲香ちゃん(乃木坂46)がめっちゃ可愛かったです最初、ふつーのビジュアルで出てくるんですが、これが醜いメイクをしてシュラをやるの勿体ないんじゃない?って感じ。
でもお芝居も上手でびっくり最近のアイドルって凄いですね。生田ちゃんもだけど乃木坂すごいな!男性客がめちゃ多くて銀河劇場の3階までびっしり!
アイドルの集客力を初めて肌で実感しましたよ、わたしゃ。
マリア役の藤間爽子ちゃん(藤間流のお嬢さま)は初舞台だってことでしたが、そーは思えない!動きがよくて、お芝居もなかなか上手。
もっくんの家庭教師もよかったわーー!!彼、こーゆーザ・演劇!!って舞台もハマるのね!!野田芝居の莫大なセリフ、大変だろーなー、動きも激しいし。汗だくでした(最前だったの)
袴姿ってのも好青年ぽく、いわゆるふつーの人の役をやらせたら、彼の右に出るものはいない!!色っぽい未亡人に誘惑されたり、リリアンでマフラー編んでるのがハマるハマる
いいのよねえーやっぱりもっくんてすーっごいカッコイイとか、可愛い、色っぽいとかって訳じゃないけど、魑魅魍魎のような小劇場役者さんに混じっても、アイドルの相手をしても上手いこと舞台で存在感を放つ不思議な役者さんです。
柿食う客といえば私は永島敬三さんが好きなんですが今回は牧田哲也さんの色気にやられたなーー松村武さんもさすがだし。
他柿食う客の劇団の役者さんはみーんな達者!!オススメです
7/16まで銀河劇場。そのあと大阪!
追伸
パンフ見せてもらったら、野田さんのは老数学者/ドクターは野田さん本人がやられてるんですね。シュラは深津絵里さんとか。ほほー。