借金依存体質 | 統合失調症で痔主の街金業者のつぶやき~過払い金請求のデメリット

統合失調症で痔主の街金業者のつぶやき~過払い金請求のデメリット

突然精神的に破たんをきたしクリニックへ通い、統合失調症と向き合いながら、途中で痔ろうを患い手術を受け、地方都市でささやかなる貸金業を続けるも国策によって被害を被り、産業廃棄物業の会社へアルバイトに出かける毎日を書き綴る。

自分の信用と引き換えに過払い金請求する、というのは割に合うのだろうか。前回も書いたように年齢に拠るところが大きいのだが、100万円以下の返還金で信用を失うのは持ったいない話に違いない。じゃあ、幾らの金額ならいいのか。500万円ならどうだろう。仕事をしていて、ある程度の収入があり、家を買う必要がなく、子供の教育ローンも組まないし、車は中古車を現金で買い、転職をせず、慎ましい生活を送っている主婦ならいいんじゃないかな、と思う。主婦ならダンナにくっ付いて居ればいいし、自分が先頭に立って世間の荒波に揉まれることもない。返還されたお金は貯金に回せば、主人も大助かりだろう。

ところが、自分の経験上において、過払い金を変換請求するタイプは決まって金銭的にルーズであり、パチンコ好きが多く、夫婦共にギャンブル依存症のパターンである。友達付き合いも多く社交的で見栄を張る。だからこそ借金に頼ってしまうのだ。無理な住宅ローンを組み、高級車もローンで買い、服装も派手であり、頻繁に飲みに歩く。類は友を呼ぶというが、正しくその通りである。なので、過払い金を請求すると、借金取りに追われることもないし、そのうち纏まった金銭が入るだろうとますます金使いが荒くなる。もっと酷いのは、弁護士や司法書士に過払い金の前借りまでする始末だ。勿論毎月のように彼等に対し、過払い金はまだか、まだかと請求さえする者もいる。悪態をつく。

お金は人の心証を暴く適当な材料である。食べ物の恨みは怖いというが、お金も相当に怖い。それも人間の強欲の賜物なのか。お金があれば世の中の大抵の物が買える時代だ。昔はお金があっても物がなかったから、お金は貯めるのが目的だったが、今はお金は使うために存在する。世の中の価値観が激変したのだ。

だから、過払い金で取り返したお金は絶対残らないし、1年も立たないうちに使い果たしてしまうのが顛末だ。始めの内は貯金に回そうと考えるものの、その決心はあっという間に挫折してしまう。ま、薬物依存とそう変わりがないね。