あらいやだ、気づいたら前回の記事から1年半も経っているわ。
100のヒントってまだ20にもいってないじゃん!
日本に帰るまでに100どころか25くらいで終わると思うけど、たまには書きます。
まぁ言い訳ですけど、ネタがないわけではないんです。
ただの無精です。子供のころは文字通りの「三日坊主」でした。
ところで、チリで話されている言葉はスペイン語です。
スペインから入植して国ができたんだから、スペイン語です。
話されている国の数では世界で一番多いスペイン語ですが、チリのスペイン語は他の国で話されているスペイン語とは違います。
よく「スペイン語ではなくチリ語」と言いますが、まさにチリ語です。
例えて言うなら青森弁か鹿児島弁あたりじゃないかと思うのですが、ご出身の方に怒られるので小さい声で言います。
チリ生活も累計6.5年、元々スペイン語も話せたし、そろそろチリ語にも慣れてきたと思っていました。
でも、飲み会の席でまた知らない言葉が連発されているのを聞いて「またか」という衝撃に駆られました。
その言葉は"cuático "と"brígido"です。
Google翻訳で調べてみてください。
cuático =カクタティック
brígido=ブリジード
読んだだけじゃん!
次に現代スペイン語辞典(白水社)で調べてみます。
両方とも載っていません。
我らが白水社です。大学でスペイン語を習い始めたときに、「白水社はスゴイ」と教えられました。
そういう時はGoogleで調べるしかないです。
今の時代、Google先生が教えてくれます。
↑チリ語について説明されているページってたくさんあるのですが、ここにちょうど記事がありました。
タイトルは"Cuático y brígido": los chilenismos que a los extranjeros más les cuesta "cachar"
"cuático"と"brígido"が外国人が最も「理解する」のに苦労するチリ語である
ね、私だけじゃないでしょ。
ちなみにこの「理解する(cachar)」にもチリ語をかけているのですが、絡むのも面倒なので説明は割愛。
で、まずは"cuático"の起源について。
Para entender esa expresión tenemos que viajar al pasado. Todos los circos chilenos en los años 20 tenían un show final que lo hacían los payasos y se llamaba “sinfonía acuática”. Consistía en que se paseaban por todo el circo tirándose agua: quedaba la 'tendalá'. Como empezó a popularizarse el 'acuático' como sinónimo de la mansa pelotera, por la mutación propia de las palabras el término derivó en 'cuático'.
1920年代のサーカスは最後にピエロがやるショーがあって“sinfonía acuática(水のシンフォニー)”と呼ばれていた。
ピエロがサーカス中を水をかけながら歩いていて、めちゃくちゃにしたものだった。
この"acuático(水の)"が「えらいおおごと」と同義として広まり、言葉自体が変化して"cuático"となった。
ちなみにこのcuáticoがどのような意味で使われているかというと、話の文脈をどう解釈しても「すっごい」とか「やばい」とかそんな感じ。
「やばい」が一番しっくりくるかな。
モノにも人にも使います。人の場合はあまりいい意味ではないのでご注意を・・・。
「あいつまじ言うだけで大したことないんだけど(やばっ)」というときとかに使います。
次に、"brígido"について。
Esa tiene un origen policial. La población Santa Brígida, en un momento de la historia, fue conocida como la más terrible del país. Y eso que eran dos pasajes no más. El tema es que ahí no podían entrar ni 'los pacos'. ¡Era imposible! Ahí se tomó el 'brígido' para referirse a algo peligroso. Ahora con el tiempo, 'brígido' pasó a ser bacán, incluso.
"brígido"には政治的な背景があります。Santa Brígidaという場所は国の歴史の中で一番恐ろしい村として知られていたことがあります。
恐ろしすぎて警察(los pacos)すら入ることができなかったので、"brígido"を「危険」という意味で使っていました。
時間が経つにつれて、「すっごい」という意味すら持つようになりました。
これは分かる気がする。
"Tu mail esta brigido!!(お前のメールは恐ろしい!)"と言われて、なるほど、そりゃそうでしょ(そういう意図を盛り込んだから)と思いました。
まだ数えきれないほどあるのですが、この辺で。
チリ語に興味がある方、こちらをご覧くださいな。
