次男Aは赤ちゃん
の時から
髪の毛がさらっさらで、まつげはばっさばさで
おめめはくりくりのつぶらな瞳で、
お人形のようだった・・。
ストレートヘア：夫
長めまつげ：私
ぱちくりの目：両親ともに目は小さくはない。
特に、夫は眼球が大きく、コンタクトは特注らしい。
そんな人に会ったのは初めてだ。
長男Kは生まれたときから私の天パを受け継ぎ、
これまたかわいい赤ちゃん
だったんだけども
お年頃になると
「あー やだストレートにしたい、縮毛矯正したい・・」
と騒ぎ出し、高校生の時についに
はじめての縮毛矯正をして満面の笑みを浮かべていた。
その時のコメント
「今日が人生で一番うれしい日だ」は忘れられない。
大学生になると、シャンプー後の念入りなドライヤー、
そしてヘアアイロンの技を磨き、
なぜか今では天パがなりをひそめ、ほとんどストレートの
兄さんになっている。
逆に次男Aは小6までストレートだったのに、
中学入学と同時に天パが発現した、というか爆発した。
しかも剛毛の天パだ、後ろ姿はほとんど別人。
お年頃のいま、彼の悩みは10のうち8くらいが髪の毛だと思う。
何やらはさみで切ってるらしく、洗面所や部屋には８ミリくらいの
髪の毛が大量に落ちて居たり
（どこを切っているのかは、聞いても絶対に答えない）、
朝は鏡の前にずーっといるし、
ヘアアイロンも気づけば毎日使っている・・
はじめは前髪だけだったのに、
今では頭全体なんとか
アイロンではさんでまっすぐにしてやれ！
という決意が感じられる。
わかるわー。
我が中学時代は、兄弟全員、しかも年子３人全員が
天パだったため、
ドライヤーの取り合い、喧嘩を避けるために
一人20分、毎日時間が決まっていた。
ドライヤーは合計60分毎日つけっぱなし⇒
あっという間にダメになっていた記憶・・。
ほとんど消耗品。
紡木たくの「ホットロード」とか流行っていたから
かきあげるストレートにどれだけあこがれたか・・。
高校の生物で「遺伝」について勉強したとき、
血液型の生まれるパターンに次いで、
衝撃を受けたのが「天パ遺伝子は優性遺伝子」という
ことである。
血液型に関しては、みな、親の血液型から自分の血液型が
「ありうる」かどうかを調べて大騒ぎ・・
一方、私は「このままいくと世紀末には世の中天パ
だらけになるということか・・かわいそうに」と未来の子供たちの
髪型を憂えていた。
高校時代に流行ったポニーテールには、ある程度の天パが
あったほうが毛先が可愛いので、当時ストレート願望は
だいぶ消えていたものの、やはりストレートには憧れが。
しかし次男Aはポニーテールはしないので
毎日毎日、恨み言をいいいながら
必死でアイロンで髪を伸ばしている。
天パの大敵「湿気」の季節、今の梅雨時は試練だ。
のばしたての髪をぬらさないように・・と
ジャージを頭にマチコ巻きにしてでかけた姿を見て
いいのか？
それ・・
と思ったけど、黙って見送った。