野球の話ではなく

ばっこんと

抜根のはなしでして。


これやりたいな。

と思っても、何か支障があることありますよね。

そんな困難にどう向き合ったかというお話です。

実際はそんな壮大な話ではないのですが。

やったら大変だったというお話です。


まずは現場から。



若干作業がはじまっていますが。

この木の切り株のとなりのツツジがターゲットです。

何がやりたいかって、ツツジを移動させたい、その上位概念はとなりの杉の切り株に藤植えたい。

枝葉が覆いかぶさっているのでどかしたい。

というか分かりづらいですが奥が通り道になっており、紫陽花が満開なこの時期はいいんですが、茎だけになる冬の目線隠しのためにあじさい側に移植したいですねえという思いがこみ上げ。

そんな思いから始めてしまいしました。

抜根の儀。


結論から申し上げて本当にしんどかった。

この庭造り史上最大工期の3日間。

これは人力でやろうとしてはいけない、そんな作業でした。


何がそんなに大変かて。

1,そもそも2m超サイズのツツジ

2,斜面に植わっている

3,トドメに鉛直方向粘土質につき、根が四方に伸びている(作業して気づく)


とにかく土が硬いんだがそこには根がないのでそこにシャベルをいれる。

シャベルに粘土がついて掘れなくなる。

シャベルの粘土を剥がして、掘る。

マジで進まない。

しかも根が柔らかい周りに伸びまくっている。

柔らかいといど基本的に粘土質。

なるべく太い根は切らないように。

最終的には木の下部は完全に掘り起こしても周りの根の支えでまったく動かず。

泣く泣く根切りをしてぐらっとするものの、重すぎて全く動かず。

あとは気合い。

もう息を止めてただ全力で引っ張り上げる。



左上の場所まで移動。

根切りもしてしまったものの前もって開けた植え替え穴には入らない。

が、再度動かす気力がないのでとにかく土を上からかける。

雨にも負けずかける。

最後は土砂降りになっていたものの株が動いた興奮でそのまま作業し。




庭にあった一才藤というくせに丸で花を付ける素振りのないやつを切り株に植え付け。

ちなみに切り株の中はいい感じに枯れており深い鉢状態でした。

脇は風通し良くスペースが出来たので、桜を。

といってもソメイヨシノは怖いので小ぶりの河津桜とケイオウ桜を1本ずつ。

目隠しを兼ねているのでそこそこは大きくなって欲しいです。


ということで完。

多分このサイズは通常重機使用。

重機入らない斜面の場合は断られるか、枯れるの覚悟で依頼でしょうね。


ちなみに移植後2weekは経っていますが、水やりのかいもあってかみんな無事に過ごしています。

ホントに大変でしたが。