今日の投稿は楽しいものではないかもです。


雑草。

名を呼んでもらえず喜ばしくない草類の象徴。

そろそろ本気出してくる子達。


苔を扱う庭ですと雑草と苔との戦いと言ってもよいのではと思っております。

うちの庭は完全に自作で、斜面下側を防草シートと簡易的にモルタルでガード。

それ以外はノーケア領域です。

結果は苔の種類にもよりますが、ドクダミとフキの侵食攻撃に差があります。

小さなどこからともなく飛んでくる雑草は同程度です。これは引けばすっと抜けるやつです。

とはいえ無視していると苔も一緒に抜けます。


さて。今日はノーガードのなんとなく景として流用した地帯を見てみます。

遠景に見ればなんとなく問題なさげですが。



はえてますよー。

名もなき雑草と、ゼニゴケと蛇ゴケと不明ゴケ。

こいつをピンセットでガシガシ剥ぎ取っていきます。

作業にして30分ほどですが、こういう作業が好きじゃないと苔庭はできないですね。

私は好きなので良いのですが、この時期そろそろ蚊がおりますので。

思いつきで作業するとやられます。

蚊取り線香大事。


さて。作業中は美は細部に宿ると信じて丁寧に


あ、いや。


もうピンセットで土ごと削り取ります。

ゼニゴケは他の苔を巻き込んでいるのですが、心を鬼にして剥ぎ取ります。

たまーにスギコケの赤ちゃんやホソバオキナゴケなどが出ていると頑張ってと声をかけます。

完全に危ない人ですね。


自然に増えてくれる環境こそありがたいですが、まあそう簡単にはいかないですよね。

とりま雨も増えてきたので一旦おしまい。



えっ、違いがわからないって!?


きっと6月にはまた作業がいると思いますが、今日よりゼニゴケが減っているといいなと思います。


さて、話題を変えますが、私の植栽は基本的に山採れのツツジ類と苔だけという縛りで庭を作っています。

そうするとツツジ類はそこまで大きくならないので剪定の手間や景を保ちやすいと考えたからです。

一方で最近どうもしまりがないなあと思い。

ふと思ったんですが、緩急といいますか。

自然な樹形に、人工的な玉作りみたいな樹が実は重要なのかなと考えるに至っております。

いわゆる日本庭園にあるまんまるいサツキとかが玉造です。

毛嫌いしていたフシがあるのですが、実は緩急に大事な要素なのではと先人の考えを持ち上げだした今日このごろです。

どうしようかな~と策を巡らせております。