「剣の舞」
クラッシックに縁のない人でも
おそらく1度は聴いたことがあるし
1度きいただけで
覚えている曲になってしまう名曲のひとつだと思う。
「剣の舞」は
バレエ「ガイーヌ」のために書かれた曲なのですが、
その一曲だけが何か少し他の曲と違っているのです。
それはなぜか。
まさにその曲の製作秘話が映画になったというので
観てきました。
上映が終わり、席を立つおばあちゃん2人組が
ぜーんぜんわかんなかったわー
と言っていた。
うん、そーだよねー。と思った。
まず
ソ連とかロシアの映画って淡々としている。
環境や文化や習慣、考え方も
おそらくずいぶん違うわりには
それほど詳しくないし。
だからそもそも感情移入がしにくい。
その上に
ハチャトゥリアンの作曲における内面の苦悩を
当時の出来事や人間関係(外面)
からと、
突然挿入される回想シーンで
描かれているので
さらにわかりにくい。
戦時中のソ連の状況を想像するのは今の日本人からしたらかなり難しいですよね。
もひとつさらに
本当はここを強く訴えたかったのでは?とも思ったのですが、
彼自身の作曲意欲のベースになった
民族への弾圧と虐殺に対する想い、
祖国への想いが
結構重要だと思われるのだが…
その悲しみも苦労もほぼ表現されない。
感情には訴えてこない。
(しかしこれこそがロシア的とも言えるのかもしれないです。)
(そして。これはそんな説明(表現)が無くても、共感できてしまう人達がこの製作者側の国々にはたくさん、たくさん、存在するんだろうと思うと考えさせられますね…)
でも国が、ソ連のままじゃ作れなかったかもだし、
あっと言う間に書いた曲というのは有名でしたが、
そんな理由であっと言う間に作らされた曲だったとは知らなかったです。
ほんの少しだけ出てくるシーン、
作曲家仲間の
ハチャトゥリアンとオイストラフとショスタコヴィチが語り合うシーンはめっちゃ良かった。
(演奏映像に疑問は残るが
伝えたいことはわかるからよしとしよう笑)
そんでもってそこに居るショスタコヴィチがとにかくそっくりすぎっっ笑‼️😂
都市伝説好きとしては生存説浮上です!笑。
↑この記事を読んでおくだけでも
当時の状況が想像がしやすくなったり、ハチャトゥリアンの感情をほとんど表に出さない感じが理解しやすくなるかもしれないです。
そうだ。
ハチャトゥリアンのwikiも貼っておこう。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アラム・ハチャトゥリアン
音楽はいつの世も
全ての人に愛を注いでいるし
同時に
気づくものには
その本当の姿を教える。
なーんてことを思ったのでしたーー!
https://twitter.com/mabdub/status/1296036134477156352?s=21
映画「剣の舞」観てきたー。映画としては微妙だったけど、政府の言う通りに作曲したと見せかけて実は…と、彼らも二重言語として表現した意味では黒人音楽に繋がる貴重な話を知れた。それにしてもほんの少しだけ出てくるショスタコヴィッチがそっくりすぎっ‼️生存説浮上笑。https://t.co/1aWgebTC0z pic.twitter.com/OoBEZLacqO
— laco_hiroko (@mabdub) 2020年8月19日