【Vits 最終戦、予選ポールポジションも悔しい結末に】
■2年間のドライバー育成プロジェクト終了で感じた思い。
10/14開催のヴィッツ関西シリーズ最終戦、
2年計画で進めてきたドライバー育成プロジェクトの最後のレースとなりました。
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ドライバー達と出会った時、貪欲さもない、自分の意思もない、ないない尽くしで、
最初はどうしていくのが良いか僕も分かりませんでした。
トップから3秒から5秒落ち、
最初は基本中の基本であるスタート練習から始めました。
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走行のたびに課題を与え、良い 悪い を体で感じさせました。
私もドライバー達の性格を理解しながら向き合ってきました。
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レースキャリアとドライバーのスキルを重ね合わせたとき、
彼らには、明らかに足りないものがあることがが分かりました。それは経験値です。
2年間という短い時間では、優勝という目標は少し高すぎたかもしれません。
それでも、高い目線の目標に向かっていくことで、
もしかしたら違うかたちで補えるかもしれないと試行錯誤をしました。
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トップから3秒から5秒落ち、20位30位。
コンマ数秒で争うレースを経験してきて、
その差を埋めることは簡単ではないと分かっていました。
一方で、目標が高すぎたかもと反省しながらも、チームオーナーの高崎くんには、
開幕戦を終えて、まずは表彰台と伝えていました。
今考えると、実現は難しいと思われていた気がします。笑




それくらい底辺からのスタートでした。
メインマシンの廃車、その後さらに2台廃車。
気が遠くなるようなレースウィークもありました。
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ドライバーは諦めず付いてきてくれましたが、
時にはぶつかることもありました。
それでも、私もチームもやれることをやってきたと信じています。
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1年目の最終戦、台風で延期になった廣島くん予選2位獲得で表彰台の可能性を感じました。
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2年目の開幕戦、良い流れのまま、廣島くんが決勝2位初表彰台獲得!
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第2戦は勝木くんが3位、
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第3戦は廣島くんが2位、
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まだ安定はしていなせんが、確実に速さが身についてきているのを感じていました。


私は常にレースウィークの流れを一番大切にして、
レースウィークをどう組み立てるかを意識をしていました。




ドライバーが良い条件で予選決勝を戦えることを意識していました
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3戦目を終えたときに、それだけでは勝てないと気付きました。
結果を出すのはドライバー、ドライバーが流れを作り上げ、更に考え、
自分に合わせ一歩踏み出さない限り、勝つことは出来ないのか、、
それは、ある意味で冒険でした。


10/13、2年目最終戦レースウィークの走りはじめ、
 さっそく壁にぶち当たりましたが、
この2年の経験でうまく修正が出来ました。

10/14予選
 良い流れを掴み、予選を走行後には、、
廣島くんポールポジション、勝木くん2位、最高の結果でした。
しかし、縁石より更にアウト側を使ってのタイムアタックと判定が下り、廣島くんはベストラップ抹消のペナルティ。
でも、チームとしては、2位だった勝木くんがポールポジションを獲得。
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これまで2位からスタートで、抜けずに終わる2位でしたが、
予選がトップだったら勝てるレースばかりでした。
課題だった予選をミスなくしっかり決められたことは素晴らしい成長だと感じました。





決勝レースはこの2年の集大成、いつも通りやり切ってこいと送り出しました。
スタート練習は誰よりもしてきているので自信をもって、1コーナーに進入、1周目のライン取りも、
いつも通りやれば大丈夫と自信を持たせ送り出しました。
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スタートを決め、1周目を決めをトップで終えました。
しっかり押さえていましたが、8周目にミスを犯し、2位に後退。
そのままゴール。
勝木くんはこれまでトップを走った経験がなく、残念ですがこれも経験なのでしょう。
今までの2位3位とは違うレベルでのレースだったと思います。
同じ2位でも悔しすぎる2位でした。




しかし、その後の再車検で指定のエアークリーナーが装着されておらず、車検失格となってしまいました。。。
この失格はチームとしても私としても、真摯に受け止め、今後このようなことのないよう、努めていきたいと思います。
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何より、ドライバーには本当に申し訳ないことをしてしまったと反省しています。
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2年目の最終戦が不甲斐ない結果になってしまい、本当に悔しいですが、
ドライバーは本当に成長したと実感しています。
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若手育成を経験したことで、逆にドライバーから教えてもらうことがたくさんありました。
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本当に感謝しています。
2002年の大クラッシュから16年、この間で学んできた経験は、レースとは違ったことでも凄く役に立ち、
無駄なことは何一つなかったと実感しました。
自分の経験を伝えて、ドライバーが成長し、
結果を残してもらえることがこんなに楽しいことなのかと感じました。
同時に自分の自信につながりました。
3人のドライバー共に、シリーズポイントを獲得、シリーズランキング3位、8位、15位を獲得出来ました。
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無名のチームを組み立て、
2年でトップチームまで昇り詰められたことは
チームとしても自信を持つことが出来ました。
何よりドライバーがすごく頑張ってくれました。



11月24日、まだ未定ですが11/24富士スピードウェイで開催される統一戦に参戦予定です。
本当の最後に優勝し、チームで喜びたいです。
応援宜しくお願い致します。
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開催場所:岡山国際サーキット
日程:10/14日曜日 予選8:55~・決勝12:40
チーム名称:AVANTECH Racing Team
チーム代表者:高崎保浩
チーム監督:長屋宏和
ドライビングアドバイザー:霜野誠友
チーフメカニック:永原達也
メンテナンスガレージ:Garage N
車両協力:arto OSAKA
ドライバー:
・456廣島嵩真 9位
・242勝木崇文 失格
・220大井偉史 33位


【国際福祉機器展HCR2018でトークショー】
10/10.11.12の3日間、東京ビックサイトでおこなわれた
国際福祉機器展HCR2018、エクスジェルブースでトークショーをおこなわせていただきました
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エクスジェル様とピロレーシングの共同開発、
車椅子クッション「アウルアクティブ」
https://exgel.jp/jpn/product/owl-active/
https://motorsport.exgel.jp/owl_active/
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1年以上開発を手掛け、試行錯誤したアウルアクティブが製品化します!
長らくお待たせしてしまい、申し訳ございませんでした。
トークショーは多くの皆様にお越しいただき、
ありがとうございました。

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