いつも大変お世話になっております。長屋宏和です。
私と3名のドライバーのレースレポートを報告させて頂きます。
7月1日、岡山国際サーキットで開催された
TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race関西シリーズに
AVANTECH arto NUTEC Vitzのチーム監督として参戦。
今回の第2戦に向け、開幕戦で学んだ経験を活かす。
Phot by Junya Sasaki
【失ったエースマシン】
6月29日木曜日の走り初めで、エースマシンを失う。
最終コーナーでスピン、
チームオーナー高崎保浩の粘り強い交渉により、
成長中のドライバーにとって、
また、勝木選手は今回が初めてのクラッシュ。
これからのレース人生、クラッシュはたくさん経験するでしょう。
Phot by Junya Sasaki
【チャレンジあるのみ】
翌日6月30日にはマシンがレース会場に到着。
勝木選手には、
曲がらないなら曲げられるようドラビングでチャレンジすることも
成長中のドラバーには、
これは、成長中の廣島選手と和田選手も同じで、
チームも、出来る事を全てやる。
クラッシュ前の50号車に出来るだけ近づけられるよう、
Phot by Junya Sasaki
【ドライバーの成長。順位より経験】
7月1日
予選、41台中、勝木選手39位、廣島選手19位、
決勝、41台中、勝木選手30位、廣島選手18位、
F3と同様にヴィッツも見た目は同じでも、
細かいバランスの調整で大きく変わることを実感。
その何かのバランスを見付けるために、マシンをチェックし、
トップから5秒落ちの差は大きく、
ドライバーも、レースで学ぶこと、
オーバーテイクに挑戦したり、
決勝レースは、3人とも精一杯あがいてくれていました。
開幕戦には無かったオーバーテイクの連続で、
順位は悪くても、見せる走りが出来ていました。
第2戦は、チームもドライバーも、改善点を見定められず、
そんな状況でも、ゴールまで走りきれたことは、
今後のレース人生で活かせるはずです。
もし、マシンが変わり、遅いのは全てマシンのせいにし、
気持ちの部分でドライバーを前向きにさせたことは、
悩んでいないレーシングドライバーはいません。
いつも悩み、常に答え探しをしています。
まだまだ経験が浅い3人にはもっと悩みの苦しみを経験し成長し続
【最後に】
開幕戦を終えてから組み立てていた流れが、
マシンクラッシュで変わってしまいました。
思い描いたことが、そう簡単にいかないのがレースで、
色々なシミュレーションから対策を準備しておくのは、
第3戦は9月24日鈴鹿サーキットです。
レースまでに挑戦と準備をしっかりおこない、
いまは見えていない壁を乗り越えます。
3人のドライバーと監督の成長に応援を宜しくお願い致します。
ドライバーの成長が走行度に見られ、是非、多くの皆様に
成長をお伝えしたく、メディアで取り上げて頂けたら嬉しいです。
※画像使用時は、「Phot by Junya Sasaki」とクレジットを宜しくお願い致します。
ヴィッツ関西シリーズ 第2戦
岡山国際サーキット
チーム代表者：高崎保浩
チーム監督：長屋宏和
ドライビングアドバイザー：霜野誠友
Photo by Masateru Akiyama
■#50 勝木崇文レースレポート 予選39位 決勝30位
・木曜、金曜(占有走行)
木曜と金曜の午前中はウエットコンディション、
木曜のウエット路面での走行中に最終コーナーでイン側のコンクリ
車は修復困難な損傷でレースに参加出来ない状況に陥りました。
チームのみなさんにクラッシュ直後から車両の手配をして頂き、
チームのおかげで、
前回のマシンと比べるとハンドリングのクイックさなどが全く異な
メカニックの永原さんに、
・公式予選 6/30
39位 / 41台中
2:07.081
予選の2時間前までは、雨が強く降っていました。
予選後半になるにつれて、
車に慣れるために、
ラップタイムは気にせず、
その結果、
しかし、ラップタイムを前日から大きく更新することが出来ず、
・決勝レース 7/1
30位 / 41台中
2:07.735
天候が良くなり、路面は完全にドライになりました。
先ずスタートで順位を上げることに集中しました。
スタートダッシュを決めることができ、
その後も強引すぎるぐらいの気持ちで1コーナー、アトウッド、
前回からの課題であるアトウッドコーナーの立ち上がりは、
結果、10台をオーバーテイク、8周目に1台抜かれてしまい、
・教わった事や今後の課題
今回の1番のミスは練習走行でクラッシュしてしまったことです。
クラッシュして、勝負出来る環境を失ってしまいました。
エースカーを乗るということは、
マシンの仕上がりも、もっと走り込んで仕上げるべきでした。
いろんなシチュエーションを想定してもっと課題を掲げて走り込み
レース展開では、バトルを通して良い経験ができたと思います。
スタート直後の団子状態から隙間を見つけて抜いていく事もできま
バトルでのライン取りや先を予想して走行することなど考えながら
後ろから来るマシンの方がペースが速かった事や、
どんな状況でも、
レースウィークの過ごし方、
今回クラッシュをしてたことで予選前まで落ち込んでいました。
霜野さんや、長屋監督に落ち込まずに、
レースでは高崎さんからガムシャラに攻めろとアドバイスを頂き、
自分でテンションを上げて、
今回のレースのことは絶対に忘れず、
マシンの状態をメカニックさんに自分が感じた事ストレートに伝え
マシンが急に変わるということはないですが、
・最後に
今回のレースはチームの皆さんにご迷惑をかけました。
僕をレースに送り出して頂き本当に感謝しています。
マシンを用意してくれた高崎さん、
チームメイトの和田さんや廣島さんは焦らせてしまい申し訳ない。
第2戦のレースの結果は予想より悪い結果となってしまいましたが
Photo by Masateru Akiyama
■#122 和田直也レースレポート 予選35位 決勝32位
「TOYOTA GAZOO racing vitz race 関西シリーズ 第２戦 」
＊予選(９時５５分～１０時１５分)
・天候 曇り
・コース状況 ウェット
・ベストタイム ２分６秒３７１ 順位:35/41
前日の走行教えて頂いた以下のアドバイスを予選で実践出来た。
前後の間合いがとれ、クリアラップで走行したが、
【学んだ事】
1.
＊テスト走行でセミウェットを経験していること。
2.ウェットコンディションでは、
3.ドライコンディションではない場合は、
＊決勝(１５時２分～１５時２２分)
・天候 晴れ
・コース状況 ドライ
・ベストタイム ２分７秒２９１ 順位:32/41
決勝レースでは、レース前課題を設定したが、
【レース前課題認識】
1.詰まっていて抜くチャンスがあるので、レース前半は、
2.前後の車との間合いの取り方を意識する。
3.レース後半は、車のパフォーマンスが低下していくので、
【良かったところ】
1.２コーナー
アクセルワークと車の姿勢を意識
2.ヘアピンコーナー
大きくコーナーリングする。
クリップからの景色が変わること
3.ダブルヘアピン２つ目
車の姿勢を意識する。
ブレーキリリースとアクセルワークを丁寧に
4.最終コーナー
アクセルを踏むタイミングを意識する。
外側の縁石に左リアが乗るイメージで旋回
【悪かったところ】
1.２コーナー
１コーナーで内側を抑えて２コーナーで外側から被せる予定だった
2.パイパーコーナー、ダブルヘアピン２つ目、最終コーナー
コーナー立ち上がりのタイミングで、
【３戦目に向けて】
1.タイヤの管理
・ウェットタイヤ、ドライタイヤの両方のタイヤを作る。
・道のりで走行した距離も記録する。
・タイヤのライフを探す。
2.ブレーキパッドの管理
・
・使用した距離を記録。
・ブレーキパッドライフを探す。
3.鈴鹿サーキット練習走行
・走行経験があまりないので、特に東コースは、
4.２人以上で練習
・レースを想定した練習走行をする。
5.肉体改造
・第３戦に向けて、減量する
Photo by Masateru Akiyama
■#212 廣島嵩真レースレポート 予選19位 決勝18位
今回のレースは前日の練習走行がウェットコンディション、
また、前日の練習走行にて、
上記の2点が次回への改善点です。
予選
直前まで濡れていた路面が乾き、
丁寧にドライビングすることが出来たが、
長屋監督より「
決勝
前回失敗したスタートを成功させ、1コーナーで1台、
2ラップ目の1コーナーで長屋監督のアドバイスを活かし、
その後は、ミスを連発し、心の焦りと体力不足からバテてしまい、
今回の改善は、ドライビングの丁寧さでしたが、
その中途半端は、
今日から、「やるならやる、やらないならやらない。」
次戦はテクニカルな鈴鹿です。とてもドキドキします。
あと2ヶ月しかありませんが、
今回は、もっとこうしておけば良かったと、
次回は後悔をしないように、コンマ1秒でも速く、
鈴鹿でもトップ10のポイント圏内を目指します。
今後とも、応援宜しくお願い致します。