さて、早くも11月の半ばとなり、今年も残すところひと月半となりましたが・・・

早いもんですねぇ、あっと言う間にやれ「忘年会」だ、「クリスマス」だ、「年末年始」、「お正月」だですよね。。。

さてさて、話変って10月に読んだ本ですが。


先ずは、乃南アサさんの「最後の花束」、短編集ですね。

東京に住むある女性が、久々に会った高校の同級生と付き合い始める。

そんな彼女は、売れないミュージシャンの彼に付いて行き、メンバーを募集していた大阪に引っ越する。

しかし、大阪で彼女は、東京でクラブに勤めていた時に知り合い、不倫関係となった妻子持ちの中年男と再会する。。。

今まで一冊しか、乃南アサさんの作品は読んだことないですが、久々に読みました。

前読んだのは確か、「いつか陽の当たる場所で」でしたが、本作はこれとは逆の、「怖い」お話が揃ってます。


不倫関係にあった愛人を追いかける女・・・

また、ある女は親友の婚約者を欲しがり、その結果・・・

提灯職人の夫の浮気を疑った妻は、夫の作る提灯に火を仕込み・・・

あるOLは、垢抜けてどんどん綺麗になっていく同僚への嫉妬に狂い・・・

「女性って怖い」、で、「こう来たか」と思わせるラストを揃えた、短編集です。

けっこうおススメです。



続いて、「海外旅行 知らなかったではすまされない話」

日本の常識で振る舞うと、一転「犯罪」になってしまう国や場所があります。

日本人がよく行く観光スポットで、ガイドブックにはあまり載ってない法律・規則・慣習を紹介しています。

例えば、異性に向かって口笛を吹くと、ナンパ行為とみなされ、なんと罰金をとられる駅。

イタリアにある、スタイルが悪い人はビキニ禁止のビーチ!、等々。

日本人が知らない、海外のルールがいろいろ記載されてて、面白かったですね。



最後は、 谷川彰英という方の、「地図に秘められた「東京」歴史の謎」。

この方は、地図や地形からその土地の歴史について研究し、そういった関係の本を多く出版されてるようです。

人気漫画の舞台・葛飾区「亀有」は、もともとの地名は「亀なし」だったとか・・・

実は、日本一人口が少ない自治体が東京都にあった・・・

東京都は23区ではなく、もともとは50区からはじまった!

歌舞伎場もないのになぜ新宿に「歌舞伎町」があるのか?

埼玉県内になぜ東京都練馬区の飛び地があるのか?などなど、 巨大都市・東京の地図に隠された意外な歴史のエピソードを紹介しています。



今、読んでるのは宮部みゆきさんの「小暮写眞館」の下巻です。

こちらも早く、読み終わりたいのですが、なかなか読み進まないですねぇ。。