![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190814/10/pironkochan/0d/83/j/o0640048014535175524.jpg?caw=800)
大手建設会社に勤務し、都内の高級マンションに妻と息子の3人で暮らす、野々宮良多(福山雅治)
彼は仕事も私生活も恵まれ、人も羨むような順風満帆な生活を送っていた。
そんなある日、良多のもとに病院から、6年間大切に育ててきた息子の慶多が院内で他人の子どもと取り違えられていたとの連絡が入る。。。
今までの6年間息子を見て、「自分とは似ていない?」、「ちょっと違うな」と、漠然と思うことも度々あったが。。。
妻のみどり(尾野真千子)や、取り違えられた相手方の斎木夫妻(リリー・フランキー、真木よう子)も困惑する。
それぞれ、大事に育てた子供を手放すこと、新しい子供を受け入れることに大いに悩み、苦しむが。
どうせ「交換」するのなら「早い方がいい」と、病院も良多も考え、互いの子どもを「交換」することにする。
果たして、「子供」たちの「交換」はうまくいくのか。
そして、良多は「本当」の父親になれるのか。
監督は是枝裕和さん、主演は昨年結婚し、最近は「空き巣被害?」と話題をさらった福山雅治さん(笑)
自分の子供が出生時に病院で取り違えられ、別の子供だったことを知らされた家族が抱く苦悩や葛藤が描かれています。
こいういった「新生児の取り違え」というのは、今までも、まま発生しており、現在ではその対策として、出生直後に新生児に母子標識(バンド)を装着するようになっていますが。
それでも、血の繋がった親か、育ての親か、どちらを選ぶかは、大変重く、辛い問題です。
過酷な決断を迫られ、それぞれ葛藤を繰り返しながら、お互い結論を出し合う夫婦。
静かに淡々と進む作品でしたが、120分があっという間に過ぎました。 ★★★
しかし、主演の福山さん、かっこいいのは当然なんですが、あんな「お父さん」なんていないでしょう(笑)