NATOが世界中に送り込んでいる諜報員(スパイ)のリストが盗まれる緊急事態が発生。
英国の諜報機関MI6のエージェント「007」こと、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。
彼はリストが収録されたハード・ドライブを取り戻すべく、ボスのM(ジュディ・デンチ)の指示に従い、敵のエージェントを追い詰めていく。
しかし、その作戦が失敗に終り、Mはリストが奪われた責任を追及され辞職を迫られ。。。
そして組織内でのMの立場が危うくなった上、今度はMI6本部が爆破される事態となる。
そんな窮地に立たされたMの前に手負いのボンドが姿を現わし、首謀者を突き止めるため僅かな手掛かりをもとに奔走する。
やがて、ついにその黒幕が判明する。
なんと、一連の犯行は、Mへの復讐に駆られた元MI6のエージェント、シルヴァ(ハビエル・バルデム)によるものだった。
執拗にMをつけ狙うシルヴァとの決死の戦いに挑むボンドだが。
果たして、シルヴァの目的とは・・・
そして、ボンドとシルヴァとの戦いの行方は・・・
「007」シリーズのなんと第23作で、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じています。
監督は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス、敵役には「ノーカントリー」のハビエル・バルデム。
実は、あんまり「007」シリーズってちゃんと観てなかったような・・・、でも今作はけっこう面白かったです。
冷戦時代ももとっくに終わり、いまさら「スパイ」?って感じもします。
すっかり「中年」となり、「中間管理職」?のボンドの、組織内での苦悩も見られたり。
またボンドの反面教師のような敵シルヴァも、組織のために働いた結果、組織に裏切られたとの思いが強く。
こちらも、アラフォー以上のサラリーマンの哀愁が感じられます。
それでも、ボンドは相変わらずモテル・・・これも身体ひとつで戦いを挑む姿がいいんでしょうねぇ。。
★★★