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失敗続きで後がない弁護士のエミ(深津絵里)は、事務所のボス(阿部寛)から次の裁判で負けたらクビだと宣告されている。
 
そんなエミは名誉挽回すべく、ある殺人事件の担当を任せられる。
 
事件の被告人は無実を主張、それは完璧なアリバイがあるからだと言う。
 
そのアリバイとは、なんと犯行が行われた事件当夜、旅館の一室で金縛りにあっていたと言うのだった・・・
 
 
その旅館に出向いたエミは、一晩中、被告人の上に乗っていたという落ち武者の幽霊、六兵衛(西田敏行)と遭遇する。
 
しかし、この六兵衛の姿は、エミには見えるが、すべての人に見えるというわけではなかった。。。
 
それでもクビの懸かったエミは、そのアリバイを実証するため、幽霊の六兵衛を証人として法廷に召喚させようとするが・・・
 
 
それに対し、検察側には非科学的な超常現象などは一切信じない、堅物で超やり手の敏腕検事の小佐野(中井貴一)が立ちはだかる。
 
 
果たして、エミはクビの懸かったこの裁判に勝てるのか・・・
 
そして、幽霊の六兵衛の行方は・・・
 
 
 
三谷幸喜監督・脚本のコメディです。
 
主な場面は法廷という、いわゆる法廷モノですが、そこは今回は手に汗握る法廷サスペンスだとか、息もつかせぬ群集劇であるとかではないです。
 
妻への殺害容疑をかけられた男のアリバイを、ただ一人証明できるのは落ち武者の幽霊という、まったくあり得ない設定。
 
で、この幽霊を巡って、ドタバタの裁判劇が進むが、まぁ、さすがに最後はまとめましたね。
 
笑いあり、ほんのりじんとさせたり、思ったより「長い」と思わせない作品でした。 ★★