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毎年多くの登山者が訪れる北アルプス山系。
 
そんな多くの登山者を優しく見守るのは、民間の救助ボランティア団体に参加するボランティア救助隊の島崎三歩(小栗旬)。
 
彼は世界中の山々を登り、山の楽しさ・厳しさ、そして山の美しさを知る山岳救助ボランティアであった。
 
そんな山の素晴らしさを多くの人たちに知ってもらいたいという三歩は、たとえ自分の過失で遭難した者であっても決して責めることはせず、「また山に帰っておいでよ」と優しく言葉をかけていた。
 
 
そんなある日、長野県警北部警察署の山岳救助隊に椎名久美(長澤まさみ)が新人救助隊員として異動してきた。
 
厳寒の北アルプスでの救助活動に耐えうるべく、ハードな訓練の日々を過ごす久美。
 
しかし、現実は過酷で非情な救助活動を目の当たりにして、遭難者の命を救うことができない自分に苛立ちを感じていた。。
 
 
そして季節は過ぎ、本格的な冬山シーズンが訪れる。
 
そんな折、ある猛吹雪の北アルプスで多重遭難が発生した。。。
 
仲間と共に救助活動へ向かう久美だったが、そこには彼女の想像を絶する雪山の脅威が待っていたのだった…。
 
 
果たして、久美と多重遭難者たちの行方は・・・
 
そして、三歩は彼らを救い出せるのか・・・
 
 
 
人気コミック「岳」を映画化した作品。
 
なんと原作は全国の書店員さんが選んだ、2008年第一回「マンガ大賞」の受賞作とのこと。
 
 
主人公の三歩は実家のリンゴ園も継がず世界の山々を登り歩き、「山好き」が高じて山に住みついてるという変わり者。
 
そんな主人公を演じるのは小栗旬さんで、まぁキャラクター的に似ているとこもありますが、喋り方とか行動が、ちょっととぼけ過ぎかとも思いました。
 
久美役の長澤まさみさんは、異動したばかりの救助隊員という役柄でしたが、まぁ、かわいいからいいか(笑)  ★★★
 
 
私は登山ではなく、スノボで雪山というかゲレンデへは行きますが。
 
最近、何事も「自己責任」という言葉をよく耳にします。
 
株取引・投資話などは最終的には「自己責任」。
 
登山など危険なスポーツも「自己責任」。
 
 
でも、主人公の三歩は自分の過失で遭難し、救助された者に対しても、「また山に帰っておいで!」と優しく声を掛けます。
 
まるで山のように優しく雄大で、心の広いオトコです。
 
 
そんな三歩が、久美に向かって「山に捨ててはいけない二つのものとは?」と宿題を出します。
 
一つは当たり前のことですし、もう一つはこの作品のテーマでもありますね。
 
さて、皆さんは分かりますか~。