OLの和泉園子は、ある日路上で絵を売っていた佃潤一と恋に落ちる。
 
しかし親友である弓場佳代子に潤一を紹介して数ヶ月が経ったある晩、突然、潤一から別れを切り出された。。
 
潤一が佳代子に心変わりしたのが原因と知り、深く絶望した園子。
 
それから数日後兄康正によって、1人暮らしをしていた自宅で遺体となった園子が発見される。
 
巧妙に自殺と偽装されていたものを、他殺であると看破した警察官でもある康正は、自らの手で犯人に裁きを下すことを決意する。。。
 
やがて潤一か佳代子のどちらかが犯人だと確信した康正だが、果たしてどちらか彼女を殺したのか・・・
 
 
この小説はいわゆる「リドル・ストーリー」と呼ばれるもので、謎を解明しないまま小説は終わっています。
 
犯人当てを読者にさせようとする趣旨ですね。。
 
 
さて、元恋人で園子を捨てた潤一か、親友園子の恋人を奪った佳代子が犯人か・・・
 
はい、文庫本の巻末には犯人当てのヒントも記載されてますので、大丈夫ですよ~。
 
もちろん私も分かりませんでした。。。