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子供を流産で亡くして以来、悲しみに暮れるケイト(ベラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)の夫婦。
 
すでに息子ダニエルと聴覚に障害のある娘のマックスと2人の子供ももうけていたが、この悲劇は2人に重くのしかかっていた。
 
特にケイトには、かつてアルコール依存症がもとで、娘のマックス(アリアーナ・エンジニア)を溺れさせかけた過去があった。
 
そして、時にそんな妻を責めてしまうジョン。
 
また、ケイト自身も自分を許せずにいて、精神科にリハビリのため定期的に通院する日々を送っていた。
 
そんな中、以前の幸せな日々を取り戻し、気分を新たにしようと彼らは養子を迎えることを決める。
 
地元の孤児院を訪問する二人。
 
そこで出会ったエスター(イザベル・ファーマン)という名の9歳のロシア生れの少女を養女として迎え入れる。。。
 
前の養子先の家族を火災で失ったばかりのエスターだが、彼女は愛らしい声で歌を歌い、綺麗な絵を描き、またその頭のよさと独特な考え方に驚嘆するケイトとジョン。
 
夫婦の家で暮らすことになったエスター。
 
だが、次第に周りでは次々と事故が起き、またエスターは徐々にその隠された本性を現し始めたのだった。。。
 
 
果たして、エスターの正体は・・・
 
そして、ケイトたち家族を襲う恐怖と悲劇とは・・・
 
 
 
いやぁ、これは怖いサスペンス・ホラーでした。
 
私はホラー映画は、そんなに観ないんですが、これは今まで観たホラー映画の中でも、かなり上位の作品やと思います。 ほんとに怖かったです。
 
 
純情そうで、大人しい子供が陰では次々ととんでもないこと、他の子供を虐める、動物を虐待をする、他人にもの凄く悪意のある悪戯をする・・・といった作品は多いですよね。。
 
 
しかしこの作品はエスター役のイザベル・ファーマンが見事にコワイ子供を演じきっています。。
 
目がコワイ、表情がコワイ、考えがコワイ、その行動力もコワイ・・・
 
どんどん怖い表情をみせる彼女、撮影当時が12歳ぐらいだったのでしょうか・・・
 
 
どこぞの女の子が「天才少女」と騒がれてますが、彼女こそ「天才少女」でしょうね。
 
否、「天災少女」かもしれません・・・(笑)
 
 
また、何か起きるぞ、起きるぞと思わせて、何も起きない。でもまた何か起きるぞ、起きるぞと思わせて、何も起きない・・・
 
これを数度繰り返して、最後はほんとに凄いことが起きるっていうホラー映画の常套手段の演出も、まんまと恐怖の世界に惹きつけますね。。
 
サスペンスとしても、最初から最後まで目を離させない作品でした。 ★★★★
 
 
でも、決してクリスマスや年末年始に観る作品じゃないですね~(笑)