舞台は古代ギリシャ。
ギリシャ・スパルタの王メネラオス（ブレンダン・グリーソン）はトロイの王子ヘクトル（エリック・バナ）と長年にわたる両国の戦い終結し、和睦を祝っての祝宴を開いていた。
しかしそんな中、ヘクトルの弟パリス（オーランド・ブルーム）と、メネラオスの妻ヘレン（ダイアン・クルーガー）が恋仲になっていた。。。
そしてあろうことか、若いパリスは駆け落ち同然にヘレンを奪い、妻としてしまった。。。
怒ったメネラオスは、ヘレンを取り戻すことを決意。
彼の兄アガメムノン（ブライアン・コックス）は４万ものギリシャ軍をトロイへと進軍させる。
そして、その中にはギリシャで最強の戦士と呼ばれるアキレス（ブラッド・ピット）もいた。
当時、難攻不落と言われたトロイへの攻撃の鍵を握るのがアキレスだった。
しかし、アキレスは王への忠誠ではなく、自分自身のために戦う姿勢であり、また戦争中、捕虜となっていたブリセウス（ローズ・バーン）を助け、自分の陣内に匿うなど独断行動が多かった。。。
一方、トロイのプリアモス王（ピーター・オトゥール）も苦悩の末、ギリシャ軍との全面戦争を決意。
ついに両国の戦争が始まり、アキレスとヘクトルとの戦いも始まった。。。
果たして、アキレスとヘクトルの戦いの行方は・・・
そして、鉄壁のトロイの城壁を打ち破る「トロイの木馬」作戦とは・・・
古代ギリシャのトロイ戦争における悲劇を描いた歴史スペクタクル。
ギリシャ軍とトロイ軍との戦いは、迫力あるＣＧで壮大なスケールで描かれています。。
そして、主演のアキレス役のＢ・ピットが逞しい肉体美を見せています。
しかし、悲劇という割に心打たれるということはなく、今も昔も、戦争ってつまらないことから始まり、つまらないことで終結するんだなと思いました。。。 ★★
元となった一大叙事詩「イリアス」、もちろん読んだことがありませんが、映画化させるとなると、やっぱ難しいんですね。。。