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アメリカ下院議員のチャーリー(トム・ハンクス)は、酒と女性が大好きなお気楽政治家。
彼の事務所の女性たちは全員美人で巨乳揃い。正しく「チャーリーズ・エンジェルズ」である(笑)

だが、強い平和主義者でもある彼は、当時ソ連に侵攻され苦しむアフガニスタンを常に気にしていた。。。

そんな頃、反共産主義者で大富豪でもある恋人ジョアンヌ(ジュリア・ロバーツ)にパキスタンに行くことを薦められる。

そこで彼は、ソ連軍の侵略から逃げる大量のアフガニスタンの難民たちの姿にショックを受ける。

帰国した彼は、下院の国防歳出委員会のメンバーを味方につけてアフガン支援の秘密予算の大幅増額を図る。

また、CIA局員ガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)と組み、ソ連軍に侵攻されたアフガンの人々に裏から武器弾薬を横流ししてソ連軍と戦うゲリラたちに武器を密輸してしまう。。。


果たして、チャーリーの思惑通りにソ連軍を撤退させられるのか・・・

そして、アフガニスタンに再び平和は訪れるのか・・・



そのおおらかな人柄と人脈で人類史上最大のプロジェクトを成功させたチャーリー・ウィルソン。

この事件をキッカケに、彼はアメリカCIA史上最大の極秘作戦を敢行した人物の一人として知られることとなる。

旧ソ連のアフガニスタン侵攻を食い止めるため、ウィルソンは下院の国防歳出委員会のメンバーを味方につけアフガン支援の秘密予算の大幅増額を図る。

当初たったの500万ドルだった支援額は7年のうちに10億ドルという空前の規模に達した。

この支援によりアフガンは最新の武器を手に入れ劣勢を跳ね返し、後にソ連軍に撤退を余儀なくさせた。

ウィルソンはこの功績から、ソ連のアフガン撤退を決定づけた影の功労者としてCIAに極秘に表彰されている。
今作は、この実話を映画化した作品とのこと。

最初は軽くて調子のいいチャーリーだが、やがてアフガンの平和・復興にかける姿勢は共感できます。
彼の生き様同様、作品自体もテンポ良く、100分という上映時間はあっという間に感じられました。★★★


しかし、皮肉なのはアフガン再建に手を貸したアメリカ。
子供たちのため学校を建てようとチャーリーが議会に発案するも却下される。。。

その10数年後には、「米国同時多発テロ」が起こり、アメリカがアフガニスタンへ侵攻することとなる。

嫌な流れが続き、悪い歴史が繰り返されています。。。