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ジャッキーが贈る「ファンタジー」映画。

カンフーオタクで気弱な17歳の少年ジェイソン(マイケル・アンガラノ)。

彼はボストンの下町、チャイナタウンにある質屋でDVDを物色した帰り道、ストリートギャングでもある級友達に絡まれ、その質屋の襲撃を手伝うよう脅されてしまう。。。

その夜、襲撃に倒れた店主から、元の持ち主に返して欲しいと、金色の棒を托されるジェイソン。
強盗の目撃者として自身もギャングに追いかけられジェイソンは逃げ出すが、追い詰められ、屋上から転落してしまう。

目を覚ますと、そこはキングダムと呼ばれる、まるで映画の中でみたような古代中国だった。

突然ジェイソンは黒い兵士達に襲われるが、そこに陽気な酔っ払いルー・ヤン(ジャッキー・チェン)が現れ、一瞬にして兵士達を倒してしまう。

やがて白馬に乗ったカンフーの達人サイレント・モンク(ジェット・リー)とも出会う。

2人の話によると、この世界は悪の将軍ジェイドに牛耳られ、人々の村は次々と滅ぼされているという。

世界を救うためには将軍ジェイドの呪いにより石に閉じ込められた「孫悟空」を解放するしかないという。

ここから、ヤンとモンクはジェイソンへカンフー修行と、金色の棒「如意棒」を孫悟空の元へ返すために旅に出た。

しかし、ジェイドはジェイソン達を倒すべく、次々に刺客を送り込む・・・


果たして、ジェイソン達は孫悟空に如意棒を届けられるのか・・・

そして、将軍ジェイドとの戦いの行方は・・・



2008年公開のアメリカ映画で、ジャッキー・チェンとジェット・リーが初共演した作品です。

なんでも中国では、双J計画(二人の頭文字、Jackie ChanとJet Liを取った)として大々的にプロモーションが組まれたらしいです。

二人の共演するという話は、15年も前からあったらしいが中々実現せずに、今作の記者会見でジェット・リーは「この15年はとても長かった」と感慨深げに語ったらしい。。。

製作にはユエン・ウーピンという人がいて、ジャッキーの出世作「ドランク・モンキー/酔拳」の監督もした人とのこと。
今では「マトリックス」などのアクション監督として名を馳せている彼が、20数年ぶりにジャッキーと組み、久し振りに酔拳が復活。

またジェット・リーもデビュー作「少林寺」を彷彿とさせる僧侶姿で登場。
(写真の左側がJ・リー。決してナイナイの岡村さんではありませんよ)

前半のジャッキーとリーのカンフーは古き良きカンフー映画を思い出させます。
そして、これはジャッキーが贈る「ファンタジー」映画でもありました。★★★