サブタイトルに「栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」というのが付いてます。
世界24ヵ国以上で上映され、過激で強烈な内容で話題となったコメディ作品とのこと。
アメリカ文化をリポートするため、カザフスタンからNYへとやってきた突撃レポーターのボラット(サシャ・バロン・コーエン)
彼はアメリカ文化を吸収して、母国カザフスタンの発展に尽くそうと真面目に?考えている。
彼はアメリカ文化を吸収して、母国カザフスタンの発展に尽くそうと真面目に?考えている。
やることなすことメチャクチャで、フェミニスト運動の女性の前で平気で女性を蔑視するは、ユダヤ人を恐れる一方で差別するは、同性愛者をバカにするは、ひいてはアメリカ全体を小バカにする・・・
そんなボラットが深夜のホテルのテレビで偶然観た、パメラ・アンダーソンという女性タレントにひと目惚れ。
彼女を求め、彼女の住むロスへ向かう決意をするボラット。
NYからロスへ出発する彼。
NYからロスへ出発する彼。
さて、彼のドタバタアメリカ横断の旅の行方は・・・
そして、ひと目惚れしたパメラに逢えるのか・・・
そして、ひと目惚れしたパメラに逢えるのか・・・
ちょっとドギツ過ぎる内容で、在米ユダヤ人協会をはじめとする多数の団体から訴訟を起こされたり、謝罪を求められたりしてる問題作!?
この内容なら「そりゃ訴えられるで!」と思う作品です(笑)
おバカ映画って好きなんですが、まぁ立て続けに2回・3回観ようとはあまり思いません。
う~ん、しかしもう一回観ようかなと思わせる作品です。
それは主役のボラットのバカ正直さのせいかな。
否、ボラットはバカ正直と言うか、素直と言うか、そう、空気の読めない「KY」だ。
そんな「KY」なやつが「NY」に行く。。。
普段、心に思っていても言えないこと、口に出せないことを、平気でやるボラット。
ほんとは下品なことが好きだったり、エロ・グロが好きだったり。。
嫌いなことを嫌い、好きなことを好きといえない自分やその他大勢の人たち。
しかし、ボラットは心の赴くまま、声に出し行動する。
それが笑えて、時には顔を背けたくもあるが、ボラットのキャラクターがそれを許すのでしょう。
それが笑えて、時には顔を背けたくもあるが、ボラットのキャラクターがそれを許すのでしょう。
もちろんそれに嫌悪感を抱いたり抗議する人も多いです。
実際、この作品は多くの人・団体から訴訟されたり、謝罪を求められたり、責任追及されたりしてるそうです。
でも、そういう反対が起こることもあらかじめ予想できたことでしょう。
それでも、製作して公開されたこの作品。
それでも、製作して公開されたこの作品。
製作者・スタッフ・出演者の心意気が窺えます。バカバカしいけど面白かったですよ。★★★