前回映画レビュー書いたのが5月15日、なんと7ヶ月振りの映画の記事。
「映画帳面」というブログタイトルながら・・・

それはさておき、今回は「ラッキーナンバー7」。


映画の冒頭、空港のロビーで、青年の前に現れた謎の車椅子の男。
この男は、20年も前に起こった、ある数字にまつわる残酷な物語を語り始めるとこから始まる。

一方、仕事をクビになり、恋人にも裏切られ、やることなすこと、何もかもかも上手くいかない青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)。
ある日、友人ニックを頼ってニューヨークへやって来たが、彼は不在。
ひょんなことから知り合った隣の部屋に住む女性リンジー(ルーシー・リュー)と一緒にニックの行方を捜し始める。

そんな矢先、スレヴンは彼をニックだと思い込んだギャングによって拉致されてしまう。
ニックと人違いされたスレヴンは大物ギャングのボス(モーガン・フリーマン)から、借金返済の代わりに敵対するギャングのボスであるラビ(ベン・キングズレー)の息子殺害を命令される。

脅迫され、しぶしぶ了解したスレヴンだが、今度はラビに拉致されてしまう・・・
敵対するギャングの「ボス」と「ラビ」の争いに巻き込まれたスレヴン。

そしてその裏には、空港の男、正体は暗殺者であるグッドキャット(ブルース・ウィリス)がいるのだった。

さて、この「全米一」運の悪い男、スレヴンの運命の行方は・・・

また、ラッキーナンバー7の 意味するところは・・・



面白い映画でした。

冒頭から、「これは面白そうだな」と思わせる雰囲気があった作品でした。
「面白い作品」って、始まった時から、そんな期待をさせますよね。。

で、20年前の出来事に端を発した一連の殺人事件が、現在のスレヴンに降りかかった災難とラストのどんでん返しは「サプライズ」

同じく最近観た「ブラック・ダリア」で苦悩する刑事役でも、渋い演技も似合うようになってきたジョシュ。

彼はこの作品のほとんど全編で、不運な青年をコミカルに演じてる。
しかし、佳境に進むにつれ、影のある、非常に男らしい表情を見せ始めました。

また、ルーシー・リューがかわいかった。
今まで、彼女をかわいいとか魅力的だとかはあまり思いませんでしたが、この作品ではおせっかい焼きで気の良い、それでいて少しヤラシイ(笑)普通の女性を演じてて魅力的でした。

映画の括りはサスペンス、だけどコミカルあり、ロマンスあり、しかしラストは男っぽいハード・ボイルドあり。
映画の面白い要素をすべて詰め込んだって感じの作品でした。

面白かったです。★★★★