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日々アルコールに溺れ、享楽的な人生を送っていた女性が更正するまでの姿を描いた作品。
主演のグエンをサンドラ・ブロックが演じてます。

ニューヨークに住むジャーナリストのグエン(サンドラ・ブロック)は、毎晩飲みに出かけては、記憶が無くなるまで飲み続けるような日々を送っていた。

そんな彼女は姉の結婚式の前日も大酒を飲み、朝寝坊。
同じく享楽的な生活を送る恋人のジャスパー(ドミニク・ウェスト)とともに、結婚式会場へクルマを飛ばす。

二日酔いに加え、会場に着いても、向かい酒とばかりに飲み続けるグエン。
ジャスパーと共に踊りだすわ、大声を出して笑い出すわ、ついにはウェディングケーキをぶっ倒すわの大トラ演じる彼女。
そして、ウエディングケーキを買ってくると言って、新郎新婦が乗る予定のリムジンを勝手に運転。
他人の家に突っ込みクルマは止まる。

彼女は裁判の結果、アルコール・ドラッグ患者の集まる更正施設に28日間収容されることとなる。

果たして、グエンはアル中から更正されるのか・・・




享楽的な毎日を送る二人。
人間誰しも、易きに流れる。

更正施設に面会に訪れたジャスパーがグエンに言ったセリフ、

「人生は短く、しかも楽しさを謳歌できる期間はわずか。
憂さ晴らしの方法がたまたま酒というだけで、趣味や子育てに情熱を傾けるのと変わりはない。
何が悪いのか。たがいに迷惑をかけあうのが人というものだ」 と、のたまう。


確かに一理はある。
この考えに賛同する人も少なくないと思う。

かく言う私も、10代・20代の頃には、ほんの少しはあった向学心みたいなものが最近は薄れていってると思う。

小難しい本よりはミステリー小説を読み。
哲学的、難解な映画より、恋愛映画、サスペンス映画を好むようになった。

仕事も出世や向上するというより、安定志向になりました。

ちょっと話は逸れましたが。
でも、やっぱり、享楽的・刹那的な人生では駄目なんじゃと思う人も多いと思う。

否、駄目というより不安に感じるのかもしれませんね。

不安だから安心を得るため頑張るのか、不安だからアルコールやドラッグの力を借りるのか・・・


少なくともこの作品では、グエンは更正施設のカウンセラー(スティーブ・ブシェミ)や仲間たちと出会い、励まされながら立ち直るキッカケを掴んでいます。


随所に笑いを交えたコメディ仕立てでありながら、一度は人生につまずいた人たちが立ち直る姿、また更正施設内の仲間たちの励まし、助け合う姿を描いた作品でした。★★★


顧みて、私はアル中ではないけど、一時はニコチン中毒?だったし。

結婚式でのグエンの大トラぶりを見ると、他人事には思えず。
また、一緒に観てた、お酒の好きな彼女も苦笑いしてました。。。


追伸、どっちか言うとアブナイキャラの似合うS・ブシェミがカウンセラー役とは意外でしたね(笑)